「全身性エリテマトーデスに必要な妊娠管理(前編)」では、全身性エリテマトーデスと妊娠の問題についてご紹介致しました。後編では、 全身性エリテマトーデス の患者さんが安全な 妊娠 をするためにどうするべきなのか、また妊娠管理についてご紹介致します。
全身性エリテマトーデスに必要な妊娠管理(前編)
全身性エリテマトーデス は全身性という病名の通り、頭から足先まで全身の皮膚や臓器に影響を及ぼす可能性がある自己免疫疾患です。現れる症状は多く、検査で見つかる自己抗体が多彩であることが特徴です。
様々な症状が一度に現れたり、悪化と寛解を繰り返しながら慢性的な経過をたどっていきます。また、この病気の男女比は1:10で明らかに女性の方が多く、女性にしかできない 妊娠 にも影響を与えてしまいます。
飛躍的に生存率が向上した難病 全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデス という病気をご存じでしょうか。別名SLE(Systematic Lupus Erythematosus)とも呼ばれるこの病気は、主に全身の臓器に原因不明の炎症があらわれるという病態を有し、自己免疫疾患の一種として膠原病のひとつに分類されている特定疾患です。
今のところ原因は未解明であるものの、抗体を作る作用を有するBリンパ球が異常に活性化し、それに伴い産生された自己抗体により臓器の病変が生じると考えられています。近年の薬剤の開発に伴い、 生存率 は著しく向上しています。
全身性エリテマトーデスの症状は多種多様
全身性エリテマトーデス は若い女性に多く発症する膠原病の1つです。現在は早期に診断し、治療をすることで 症状 をコントロールすることが可能になりました。
しかし診断が遅れたり、放っておいて重症化すると命に関わるため、多種多様な症状に早く気付くことが大切です。
周囲の支えと笑顔で乗り越えられる!全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデス とは全身の臓器に原因不明の炎症が起きる疾患で、難病に指定されています。この疾患は、圧倒的に女性に多く発症し、10代-30代が患者の90%を占めています。
難病といえども、周囲の支えと笑顔で絶対に乗り越えられます!