全身性エリテマトーデス という病気をご存じでしょうか。別名SLE(Systematic Lupus Erythematosus)とも呼ばれるこの病気は、主に全身の臓器に原因不明の炎症があらわれるという病態を有し、自己免疫疾患の一種として膠原病のひとつに分類されている特定疾患です。
今のところ原因は未解明であるものの、抗体を作る作用を有するBリンパ球が異常に活性化し、それに伴い産生された自己抗体により臓器の病変が生じると考えられています。近年の薬剤の開発に伴い、 生存率 は著しく向上しています。