甲状腺を常に刺激する バセドウ病 には、一般的に投薬治療を最初に行います。しかし薬で甲状腺の数値が安定するまでには非常に個人差があり、数十年薬を飲み続けるケースも珍しくありません。薬には副作用があり、肝臓の数値が悪くなくると命に関わるので、投薬治療を止めなければいけない場合もあります。
また甲状腺腫(腫れ)が大き過ぎて薬では治りにくい、バセドウ病に悪性腫瘍が合併しているなどでも、選択されることが多いでしょう。
仕事や環境でどうしても短期の改善を望む場合、治療の選択として 手術 という方法もあります。体力を要する仕事(スポーツ)や、近い将来妊娠を希望しているなど、本人の希望で手術を希望する場合は、医師と相談し行われます。
このように手術は本人の希望と、手術が適切であるか医師の判断との合意で施されます。では、その手術の内容とはどのようなものなのでしょう。