「若い女性を襲う、乳癌のトリプルネガティブ(前編)」では、乳癌での病理検査の必要性についてご説明いたしました。後編では、 トリプルネガティブ の 乳癌 の場合、どのような薬物療法が選択肢としてあるのか、また再発についてご説明いたします。
若い女性を襲う、乳癌のトリプルネガティブ(前編)
女性特有の疾患である 乳癌 は、現在12人に1人が発症するといわれていますが、最近では3つの受容体のうち癌細胞が持つ受容体を知ることによりホルモン療法や分子標的療法などの効果の高い薬物療法がおこなわれるようになり、完治することも可能となりました。
しかし、3つのうちどの受容体も持たない トリプルネガティブ は、若い女性に多くみられ、効果を示す薬剤が限られるため悪性度が高いといわれています。