生理痛には個人差があります。その度合いもさることながら、代表的な症状としては頭痛や下腹部痛、倦怠感やイライラするといった精神的症状などがあげられます。
痛みがひどい場合には薬に頼ることも一つの策ではありますが、生活習慣や食べ物などを見直すことでも 生理痛 を 緩和 させることができます。
日常生活から見つける生理痛を緩和する方法(前編)
生理痛をひどくさせる原因
まず、生理痛を引き起こす主な原因には、プロスタグランジンという子宮を収縮させる成分の過剰分泌があげられます。
これは生理時に子宮を収縮させ、体の外に子宮内膜を排出させる働きを持つ必要なホルモンですが、血行が悪くなったり、経血量が多いときには過剰分泌され、腹痛がひどくなることがあります。
また、プロスタグランジンには血管を収縮させたり、痛みを強める働きがあるため、腹痛の他に冷えや体の怠さ、頭痛、腰痛も引き起こします。
その他の原因としては無理なダイエットや疲労、ストレスなどがあげられます。特にストレスはホルモンや自律神経のバランスが乱れることにつながるため、痛みを感じやすくしてしまいます。
服装から生理痛を予防
生理痛につながる、体の冷えを予防するために体を締めつける服装、薄着やミニスカートなど下半身を冷やしてしまう服装は避けるようにします。特に下半身が冷えてしまうと子宮の機能低下につながり、生理時にも痛みが出やすくなります。
季節を問わず、外出時には羽織るものを携帯したり、保湿性の高いインナーを着用する、腹巻やひざ掛けを使用するなど日頃から冷えに対して意識するようにします。
体を冷やしてしまう食べ物
体を冷やす食べ物にはスナック菓子やファストフード、アイスクリーム、ジュースや炭酸飲料など糖分が多く含まれる飲み物があります。
また、チョコレートやコーヒーなどに含まれるカフェインも体を冷やす作用があるため、生理前や生理中には控え、常温または温かい飲み物で体を温めます。そして白砂糖は非常に体を冷やしてしまいますので生理中だけでも完全に控えるようにします。
姿勢を正す意識を持つ
服装や食べ物以外での生理痛の悪化を招くものとして姿勢の悪さがあり、これは骨盤の歪みに関係します。長い時間、同じ姿勢でいることや猫背、脚を組むといった姿勢は骨盤を歪ませたり、血流を悪くしてしまう要因となり、腰痛や下腹部痛などがひどくなる傾向にあります。
習慣になっている場合には姿勢を正すことは難しくとも、まずは先のような姿勢を取らないよう心がけます。
まとめ
日常生活から見つける生理痛を緩和する方法(前編)
生理痛をひどくさせる原因
服装から生理痛を予防
体を冷やしてしまう食べ物
姿勢を正す意識を持つ