朝目覚めた直後、身体を動かす前の最も安静な状態の時に測るのが基礎体温です。基礎体温をつけると、妊娠を望む場合だけではなく、身体のリズムの変化や不調、女性の病気を知ることができます。その 基礎体温 の 測り方 には通常体温を測る時とは異なり、ちょっとしたコツがあります。
基礎体温の測り方、コツ、ポイント教えます
基礎体温の測り方
基礎体温は通常体温とは異なり、下2桁まで測定するので安静にした状態で測定する必要があります。従って、朝目覚めてほとんど身体を動かしていない状態で測定します。トイレに行く前に、目覚めが悪く何度も寝返りを打つ前に測定することが大切です。
基礎体温は、目覚めた瞬間に身体を動かさず寝たまま、口にくわえて舌の下に挟みこんで測ります。少しでも身体を動かすと、脳が活動を開始したと解釈し、活動モードにするため体温を上昇させてしまいます。
また、基礎体温はデリケートで0.3~0.5度の差を見ていくので、ちょっとした身体の動きで体温が変化してしまいます。
通常体温を測定する場合とは異なりますのでご注意ください。基礎体温の測定には、普通の体温計ではなく、下2桁まで測定できる婦人用体温計を使用して下さい。
基礎体温を測る時のポイント
基礎体温を測る時のポイントが4つあります。
一番目に「できるだけ同じ時間に測定する」です。慣れないうちはアラームを使用するなどして工夫するといいでしょう。
二番目に「起床時間がずれた朝でも測定する」です。休日など起床が遅くなった場合でも、必ず測定しましょう。その際にはメモに計測した時刻を忘れずに記入しましょう。毎日測定し続けることが最も大切です。
三番目に「測定した体温はすぐに記録する」です。何事も先延ばしにすると記録し忘れる原因になります。枕元に基礎体温記録表を置いて測定したらすぐに記録しましょう。最近は基礎体温を記録するスマホアプリや記録機能付の婦人体温計等もありますので活用をお勧めします。
四番目に「その時の体調、気分をメモしておく」です。記録しておくと、後々役に立ちます。
測る時に気をつけること
基礎体温は口の中で測定しますが、この時の「口の中」というのは舌の上のことではありません。舌の下のことを指します。
体温計の先端部を舌下に入れて、舌の裏の舌小帯(中央のすじ)にあたるようにして測定します。毎日なるべく同じ位置で測定することを意識してください。舌下で測定する舌下温は、脇の下で測る腋窩温と異なり外的要因を受けにくく、より深部体温を正確に測定可能といわれています。
二度寝の場合はいつ測るの?
基礎体温は朝目覚めた瞬間に測定するのがベストタイミングですが、二度寝してしまって測定できなかったということがよくあります。基礎体温というのは「最初に身体を動かす前」の体温のことですので二度目に目覚めた時、身体を動かす前に測定しましょう。
また、一度目覚めてトイレ等に起きた場合はトイレに行く前に測定してください。それができなかった場合は、トイレのあと30分程の安静後測定すれば問題ありません。
3ヶ月は続けてみましょう
最も大切なのは、測定を継続することです。基礎体温を測定しなければと、神経質になり、ストレスを溜めるのは身体にとってもマイナスです。一喜一憂せず、気楽に3ヶ月続けることを目標にしましょう。
1~2日忘れたからといってやめるのではなく、測定し続けることが何より大切です。基礎体温は継続して測定することにより始めて役割を果たします。
測定時間がずれたり、1~2日測定し忘れても、基礎体温のグラフをみればホルモンのバランスの乱れや女性の病気もわかり、早期対応が可能です。まずは基礎体温の正しい測定の方法を身につけて習慣化しましょう。
まとめ
基礎体温の測り方、コツ、ポイント教えます
基礎体温の測り方
基礎体温を測る時のポイント
測る時に気をつけること
二度寝の場合はいつ測るの?
3ヶ月は続けてみましょう