うつ病 が真面目で頑張り屋に多い病気だといわれています。しかし、「うつなんて怠けだ」という風潮から、真面目な人ほど、精神科や心療内科の門をくぐることができません。しかし放置しておくのはいけません。もし、うつかな?と思ったらまずは 無料 の 診断 を受けてみましょう。
最近落ち込みがちと思ったらうつ病の無料診断を受けてみよう
真面目な人ほど要注意。単なる気分の落ち込みではない、「うつ」
最近では言葉としてよく聞くようになった「うつ病」ですが、まだまだ偏見が多く残っているのも事実です。しかし、うつ病は脳内の化学物質のバランスが崩れてしまうことによるれっきとした病気です。
特に、真面目な人ほどうつ病にかかりやすいため「うつだなんていって怠けているんじゃないか」と自分を責めてしまったり、「うつ病なんていって休んだら周りに迷惑もかけてしまうし、どう思われてしまうのだろう」と思ってしまったりするため、なかなか病院に行けず、悪化させてしまうことがあります。
「自分が精神科にかからなければならない病気になるだなんて…」とうつであることを認めたくないケースも、真面目で責任感の強い人にはよくあることです。
ですが、「うつ」は単なる気分の落ち込みとは違います。初期であればあるほど、薬による治療で早く治る一方、悪化させてしまうと長期化することも多くやっかいな病気です。うつかな?と思ったら、本当ははやめに受診することが大切です。
心療内科、精神科の敷居が高いと思ったら…
しかし、心療内科や精神科の敷居を高く感じる人は多いかもしれません。
まして、初期の軽いうちに受診するとなると「単なる気分の落ち込みだったら、なんだか甘えてると思われるかもしれない」という思いや「うつというほどじゃないのに、薬が処方されて治療費が高くついたらどうしよう」という思いなどで不安も感じることでしょう。
そのような時に、自分でも受診の必要が感じられるといいかもしれません。うつかな?と思っても、なかなか病院に行く決心がつかない人には、まず、インターネットや書籍などにある無料の診断テストをおススメします。
ストレス社会といわれる現代でうつ病の予防をするため、多くの医師やカウンセラーたちが、誰でも簡単にうつ病の気があるかどうかをチェックできる診断テストをインターネットのサイトにあげています。
質問数はテストによって違いますが、基本的にはアメリカの精神医学学会の定めるうつ病の基準をもとに作られたものなので、どれを行なっても簡易チェックはできるはずです。中にはチェックした結果を、受診する際にそのまま提出すると診察の参考になると言われているようなものもあります。
よく使用されるうつチェックリスト
インターネットで見かけるうつ病の無料診断は多くはアメリカ精神医学会の診断基準に準拠したものか、アーロン・T・ベック博士による診断基準をもとに作られています。
歴史が古いのはベック博士による診断基準です。彼はうつ病に対する認知行動療法の第一人者と知られており、1961年にうつ病の評価基準をつくり、1978年まで改良が重ねられてきました。
アメリカ精神医学会の診断基準をもとに作られた簡易抑うつ症尺度は2003年にジョン・ラッシュ博士らが発表しました。患者が自ら使用できるものと、医師らが患者に対して使用できるものの2パターンつくられています。世界10カ国以上で訳され、使用されているものです。
無料でうつ病の診断ができるサイト
先述の通り、どのようなサイトでも基本的には大丈夫です。検索サイトにいき、「うつ病」「無料」「診断」と打ち込みましょう。以下に主なものをいくつか紹介しましょう。
「@メンタルヘルスの無料診断」では、ペンシルバニア大学の精神科医アーロン・T・ベック博士が考案した21問のチェック項目によって診断しています。自分の気持ちを答えるような選択肢が多く、内容もよく考慮されており、選びやすいように思います。
「うつ病 こころとからだ」では18の質問からなる診断を用意しています。こちらは自分を客観的に眺めることが得意な人に選びやすい選択肢になっています。また、診断後にどのような症状があるかをチェックするページやうつに関する情報のページが丁寧で読みやすくつくられています。
「うつ病サプリ」では簡易抑うつ症尺度をもとにしており、16の問いから作られています。これはベック博士の診断基準とも似ていますが、違う観点からも問いも含まれています。
他にも心療内科などの病院が出している無料チェックリストもあります。ただし、どのページにも注意書きとして書かれていますが、あくまでも診断結果は簡易的な判断にだけ使用するようにしましょう。
無料診断で受診した方が良いという結果になったときは、病院で一度はきちんと見てもらいましょう。
まとめ
最近落ち込みがちと思ったらうつ病の無料診断を受けてみよう
真面目な人ほど要注意。単なる気分の落ち込みではない、「うつ」
心療内科、精神科の敷居が高いと思ったら…
よく使用されるうつチェックリスト
無料でうつ病の診断ができるサイト