水仕事を行う人なら、誰もが一度は悩まされる 主婦湿疹 ですが、意外にもきちんとした 治し方 を知っている人は、少ないようです。
人それぞれ、主婦湿疹ができる理由があるので、自分の習慣や癖をよく把握して、自己流の治し方を学ぶことが、主婦湿疹克服の一番の近道になります。
主婦湿疹の治し方は、少しのサボりと自分流の工夫。
主婦湿疹を知ること
主婦湿疹の初期症状は、乾燥からはじまります。毎日の水仕事などで、手の表面の脂分が洗い流され、乾燥した部分が傷ついていきます。
すると皮膚の奥深くまで、ひびが入りあかぎれになりますが、今度はそれを治そうと、キズがたくさんついたところに血流を集めようと自己修復能力が働きます。
それが炎症やかゆみとなって、主婦湿疹の人を苦しめるのです。しかしここで掻きむしってしまうと、今度はもっとひどい状態になります。掻くという行為は、ますます傷を作ることと同じです。
ひどい傷ができると、皮膚は火傷のように水泡を作ります。そしてそれを潰して、また掻いてしまうとびらんという、ただれて崩れた状態になってしまいます。この状態が手全体に起こり、ひどくなったり、時には治ったりを繰り返すのが主婦湿疹です。
似たような症状で、手水虫というものがありますが、これは片方の手に出ることが多く、指先や爪にも感染します。主婦湿疹よりもかゆみが弱く、カサカサのみの症状となるので、区別ができます。
手水虫は感染力が強く、手だけではなくて体の別の場所にもうつってしまいます。しかし、主婦湿疹は、まったく感染する事がありません。これが大きな違いになります。
主婦湿疹で病院に行った後の現実
主婦湿疹ができて真っ先に心配になることは、人にうつしてしまわないか、どこまでひどくなってしまうのか、ということだと思います。
とくにお子様がいる家のお母さんは、毎日子供に触れるので、すぐにでも病院に行って強い薬を処方してもらおうと、考える人は少なくありません。しかしいざ病院で、薬を処方された時に、ふと気づくのは強い薬が子どもの口に入ったらという心配です。
しかも、病院で説明されることは、水仕事を控えるように、手袋をするようになどのアドバイスです。主婦で湿疹ができている人からみると、それは無理です、と思われる内容ばかりで、結果どうしたらいいのか悩んでしまう人も多くいます。
子供の夜泣きで寝不足続きの人もいれば、子どもに手が掛かり過ぎて自分の時間が全くない主婦もいます。
そんな中、子どもの口に毒を入れるくらいだったら自分が我慢する。薬を塗る時間を省いてでも、睡眠をとりたいから我慢する。などの理由から、結局主婦湿疹の痛みを堪え、薬を使わずにただ堪えることを選ぶ人も少なくないのです。
主婦湿疹の治し方
ちょっとのズボラと、工夫でいくらでも主婦湿疹を治すことができます。
まずは一般的に言われているのが、食器洗い洗剤を手に優しい物に替えることです。界面活性剤入りの食器洗い洗剤は、油汚れを落とすためのものなので、手の油も落としてしまいます。
手を気遣った洗剤もたくさん市販されているので、いろいろと試してみるのも、主婦湿疹から解放される一助になります。
主婦湿疹になりやすい人の特徴として、頑張り屋で几帳面な人が多く、家事も完ぺきにこなさないと気がすまない人が、主婦湿疹になりやすくなっているようなので、家事自体も工夫し、食後の汚れた食器は、大きなバケツに入れてまとめ洗いすることで、水に触れる回数を減らすこともできます。
出かけて帰ってきてからも、しっかりうがい手洗いを行っている人は、手洗いだけサボってみるのも主婦湿疹の予防につながります。このように、一日に手を洗う回数を今一度見直してみることで、湿疹が軽くなることもあります。
自宅でアロエを植えている方は、アロエを塗るのも得策です。アロエなら、子供の口に入っても毒にはならないからです。実際にキズを治す効果も証明されていて、アロエの液はゲル状のために、保湿効果もとても高いと言われています。
他にも、赤ちゃんでも使えるような、市販されている保湿クリームなどを使って治した人も沢山います。このように、ただ強い薬に頼るだけじゃなくて、少しのサボりや自分の生活習慣を見直す工夫で、いくらでも主婦湿疹は治る可能性があるのです。
まとめ
主婦湿疹の治し方は、少しのサボりと自分流の工夫。
主婦湿疹を知ること
主婦湿疹で病院に行った後の現実
主婦湿疹の治し方