自分には縁がないと思っていてもある日突然襲ってくるのが病気です。それが子供を産むためには必要な子宮であり、病名が“がん”だったら・・・受ける衝撃は計り知れません。友人に相談しようにも同じ病気になったことがある人は見つからない。インターネット上にも子宮頸がんと比べると圧倒的に情報量が少ない 子宮体がん 。そんな時に頼りになる ブログ を紹介します。
子宮体がんが見つかったとき、参考になるブログ
いっしょにあるこう。-子宮体がん・闘病記-
子宮内膜異型増殖症(子宮体がん0期とも言います)から子宮体がんに移行した方のブログです。
子宮内膜異型増殖症とは、子宮内膜が異常に厚くなり、更に通常の子宮内膜とは異なる形の細胞が混ざっている病気です。この病気はホルモン治療で治癒する可能性が80%と高いですが、残り20%の方は細胞の異型化が進み、最終的に子宮体がんになります。この方は残念ながらホルモン療法の効かない20%でした。
古いブログですが、症状だけでなく心情なども詳細に記されており、がんを告知されて不安に思っている方に寄り添ってくれる感じを受けます。治療後、5年以上経過しても再発は発見されていないので特に1期までで治療をされた方は勇気をもらえるブログです。
☆妻の子宮体がん日記☆
患者の旦那様による闘病記です。国際結婚をして奥さんの住む国に移住した方ですので日本の医療事情とは違いますが、旦那様と一緒に読み、旦那様にも病気について知ってもらう為にも良いブログだと思います。
前触れも何もなく、突然奥様が末期の子宮体がんだということが発覚し、共に前向きに治療に励んでいらっしゃいます。2013年から始まり、現在も頻繁に更新されています。
がんとの闘いは辛く厳しいところがクローズアップされますが、末期がんであっても日々の小さな楽しみがあったり旅行に行ったりと悲観的になることなく闘病している姿には希望を見出すことが出来ます。
末期ということで、手術で病巣を除いた後、化学療法中の方にはとても参考になると思います。また、男性目線のブログですので検査の数値や容体が客観的に書かれています。検査結果の数値が気になる方にもお勧めです。
子宮体がん闘病記
珍しい患者と旦那様の共同執筆ブログです。ご家族や旦那様と一緒に読み、家族の寄り添い方の一例として参考にすることをお勧めします。
淡々と書いてあるので読みやすいです。検査の方法、結果は勿論のこと、ステージ別5年生存率、手術時に必要なもの、費用の目安まで書いてあるのでとても参考になると思います。また化学療法についても段階に沿って書いてあるので、化学療法を受ける方には大変心強いと思います。
特筆すべきは執筆期間の長さです。現時点で経過観察6年半まであります。がん治療が終わり、現在経過観察中の方にもお勧めします。
いままでありがとね
奥さんを子宮体がんで亡くされた旦那様によるブログです。涙なしには読めませんが、自分が不調を感じて病院に通っても全く改善しない場合は転院することも必要だと思わされるブログです。
奥さんは婦人科系の不調で何年か病院に通っていたにも関わらず、治療が効かず、かといって異常も発見できず、突然別の病院への紹介状を渡され、そこで診察した結果が「子宮体がん」。既に3期でした。闘病むなしく奥様は亡くなってしまいますが、長年不調の原因を詳しく調べるでもなく放置した病院への対応が書かれています。
また、生理の調子がおかしいなどの不具合があっても忙しさを理由になかなか病院に行けない女性たちへの愛ある警告と、子宮体がんや子宮頸がんに関するセミナーの話が載っているので情報の一つとして冷静に読んでほしいと思うブログです。
まとめ
子宮体がんが見つかったとき、参考になるブログ
いっしょにあるこう。-子宮体がん・闘病記-
☆妻の子宮体がん日記☆
子宮体がん闘病記
いままでありがとね