大勢の前に出ることや人前で話すことに極度の緊張を感じる緊張しいの人は多いと思います。緊張で心臓のドキドキが伝わってより一層緊張感が増すという経験は誰しもあると思います。この性格は自分でも変えることはできるのでしょうか。
今回は 緊張しい を紹介します。
緊張しいでも大丈夫!!緊張したときこそ自信をもって!!
どうして緊張はあらわれるの?
緊張しいの人はその緊張のもととなるものをできる限り考えることをやめようとしてもそれがかえってより一層の緊張感が高めたりします。緊張という精神状態はどうしたらなるのでしょうか。
失敗した経験や乗り越えることに非常に苦悩した過去の思い出は緊張しいの人であればあるほどトラウマとして記憶されやすくなります。緊張しいの人にとって成功した記憶よりも失敗や不安を大きく抱えた経験のほうが強く記憶に残りやすいものとなるのです。
例えば、ピアノの発表会の演奏中に間違えてしまった→聴衆者の反応が心配になる→演奏を続けることが怖くなったなどという、自身にとってとても嫌なできごとはトラウマとして記憶されます。
しかしそのできごと以降こういったトラウマは、人前に出たりピアノを見るだけでもその時の胸を締め付けられるような思いが呼び起されて極度の緊張があらわれるように脳に刻み込まれてしまうのです。1度トラウマとして脳に刻み込まれるとなかなか忘れることはできません。
同じような状況に関わると呼吸が荒くなったり、貧乏ゆすりをしたり、異常な発汗をするなど人によってさまざまな形で体の変化があらわれます。
緊張しいの人の性格とは?
生真面目な人、完璧主義者、プライドの高い人は常に人の目を気にしたり失敗を人一倍嫌がります。そういった性格の持ち主は一見強い心を持っているように感じますが、実際には内面は非常にデリケートな心を持った人たちが多く緊張しいの傾向にあるのです。
緊張を克服する方法とは?
緊張を克服するためには(1)失敗はつきものという考えを持つ(2)場慣れする(3)大きな声ではっきりと、ということを身につける必要があります。
緊張しいの人はとても真面目な人が多いため(1)失敗はつきものという考えに変換させることは意に反することで意識的に根付かせることは非常に難しいことでもあります。
しかし何ごとに対しても失敗せずに完璧にこなそうという考えがより緊張を招いているのであれば、根本の考えを少しでも変えていく必要があるのです。
「私はいつもここで失敗する」という悲観的な考えだけを持つのではなく、「ここでの失敗は予定どおり。次を頑張るためのステップ!」と常に楽観的な考えを加えた意志を持たせるように変えていくのです。このような考え方になるまでには非常に時間がかかるかもしれません。
しかし人の性格は変えられます。変えていくことで自身が今よりもずっと楽に生きやすくなるかもしれません。次に緊張しいの人にとって苦手意識が結果的に緊張の材料となっています。そのためできる限り苦手意識を持つことやものを少なくする必要があります。
緊張しいの人の多くは人前で何かをすることを避けたがります。それは戸惑っていたり失敗する姿を多くの人たちに見られてしまうことを嫌がるためです。
しかしこれは人前に出るという機会が少ないことでより緊張感を高めることになるのです。だからこそ人前を避けるのではなく、逆にできる限り人前に出る機会を作り(2)場慣れする必要があるのです。
場数が少なければ失敗したらそればかりが脳内に刻まれてしまいます。しかし場数を踏んでいれば成功数も増えてそれが自信に繋がるのです。
3つめは、緊張しいの人はプレゼンテーションなどをする場合どうしても緊張から早口になったり小さな声になりがちです。しかし逆にそれが自信のなさがあらわになって弱い自分を見せつけているような思いになって緊張感が増してしまうのです。
そのためできる限り普段より(3)大きな声ではっきりと話すことを心掛けるようにしましょう。そうするだけで自信に満ちた感じに伝わるようになります。少しでも自信が持てるようになると緊張の度合いは低くなります。
しかし以上の努力を重ねても自身の力だけでは緊張しいの性格をどうしても改善させることが難しいと感じた場合は絶対に無理をせずカウンセリングを受けたり、専門医で薬による治療という方法もあります。
何よりも自身の性格に拒否感を示すばかりではなく、理解してしっかりと受け入れることも緊張感を和らげる一つの方法ともいえます。焦らず時間をかけてゆっくりと自信を身に着けていくことで少しずつ緊張しいの性格も緩和していくはずです。
まとめ
緊張しいでも大丈夫!!緊張したときこそ自信をもって!!
どうして緊張はあらわれるの?
緊張しいの人の性格とは?
緊張を克服する方法とは?