食べ過ぎや飲み過ぎだけでなく、ストレスが原因の神経性胃炎など胃痛に悩まされている方は数多いと思います。そんな時、胃痛を和らげるツボを覚えておけばとても便利です。
人前でもさりげなく手当てのできる手のツボや即効性のあるツボなど 胃痛 によく効く ツボ の数々をご紹介いたします。
急な胃痛にお助けのツボ紹介
ツボ押しの効果が期待できる胃痛
食べ過ぎや飲み過ぎなど原因がはっきりわかっているものはツボ押しの効果が期待できる最たるものと言えます。いわゆる胃もたれは胃や腸などに食物が滞留して、胃の動きが悪くなった状態であると考えられます。胃の動きをよくするツボや消化促進のツボが有効です。
寒さや夏季の冷房などによって体に冷えがみられると、全身の血流が悪くなって胃の動きも低下します。そのような場合には血流を促進するツボが効果的です。
ストレスによって交感神経が優位になりすぎると胃腸の働きが悪くなってしまいます。そのような場合には自律神経のバランスを整えるツボが胃痛を和らげてくれます。
症状が長引いたり、他の症状もともなうようになったりした場合は医師の診察を受けるようにするのが賢明です。
ツボ押しには確かに痛みを和らげる効果は期待できますが、胃痛の根本的な治療ではありません。特に普段と違うと感じた場合には胃痛の原因を明らかにして根本的な治療が必要であることは言うまでもありません。
手足のツボ
通勤途中や人前などでもさりげなく押すことができるのは手の甲にある合谷(ごうこく)というツボです。親指と人差し指の間にあるくぼみですが、押すと痛みと気持ちよさを感じます。
合谷は万能のツボとも言われていて、自律神経のバランスを整え血行を促進するため、ストレスだけでなく肩こりなどにも効果があることで知られています。
合谷を押す際の注意ポイントは少し痛みを感じるくらい、やや強めに押すことです。3秒押しては3秒離すを腹式呼吸をしながら繰り返すといいでしょう。
内関(ないかん)は手のひら側で手首から指3本分ひじに向かったところにあるツボです。おもにストレスによる胃痛とそれにともなう吐き気に有効です。内関は鎮痛作用のあるツボとして知られています。やや強く、ゆっくり押すのが効果的です。
足三里(あしさんり)は両足の外側、膝の下指4本分のところにあるツボです。胃痛に効果があることでよく知られています。
椅子に座っていても押すことができるので、仕事中でも試すことができるかもしれません。胃痙攣などの場合に効果があることも報告されています。このツボは体力アップのツボとしてもよく知られていますので、胃痛の時だけではなく日常のケアの一環としてもお勧めのツボです。
足裏にも胃痛に効くツボがあります。土踏まずと呼ばれている部分全体が消化器官のツボであると考えられているのです。
土踏まずを押して痛みを感じるようであれば、胃腸が弱っている証しです。かなり悪くなると土踏まずがパンパンにむくんだ状態になることさえあります。土踏まずは点というよりは全体的にマッサージすると効果的です。
頭のツボ
百会(ひゃくえ)は頭頂部にある有名なツボです。自律神経を整えることで知られていて、胃痛だけではなく体全体の調子を整えたいような場合にも有効です。
体幹のツボ
背中にある胃兪(いゆ)というツボはちょうど胃のある部分の裏側の背骨の両側にあります。消化を促進する働きをすると言われていますので、食欲のない時や反対に食べ過ぎてしまった時に有効です。
自分で押しにくい場合には硬式テニスのボールの上に寝転がるようにすると強さも適度で便利です。
脾兪(ひゆ)というツボは胃兪の指2本上にあるツボで、胃兪と同様に消化促進の効果があるほか、便秘や下痢の時にも有効です。
腹側のみぞおちとヘソを結んだ線の中央には中かんというツボがあります。胃腸の動きを活発にするツボです。痛みのある時だけでなく食あたりなどの消化不良にも効果があるとされていますが、食直後に刺激すると気分が悪くなるようなこともありますので注意してください。
また、息をゆっくり吐きながら押すのがポイントです。
まとめ
急な胃痛にお助けのツボ紹介
ツボ押しの効果が期待できる胃痛
手足のツボ
頭のツボ
体幹のツボ