耳のかゆみや痛みを感じるという場合には、外耳炎になっている可能性があります。中耳炎と比べると比較的軽症で済むことが多いために放置する方も多いようです。しかし治療が必要な時や再発するケースもあります。
では 外耳炎 を罹った時の 治し方 についてご説明します。
外耳炎を罹った時の治し方とは!
外耳炎とは
外耳炎というのは、外耳と呼ばれる耳の穴から鼓膜までの部分に炎症が起こることです。外耳炎になった時には、耳に痛みを感じるのですが押したり引っ張ったりした場合に特に強く痛むことがあります。またかゆみや耳だれ、ヒリヒリとした灼熱感というような症状もあらわれます。
外耳炎は、あまり外耳に異常がないという方であれば治療をしなくても数日で自然に治癒します。しかし症状が2日から3日経ってもおさまらないという場合には、耳鼻科で診てもらう必要があります。
免疫疾患などを持っている方は特に再発しやすいことがありますので確実に完治させることが重要です。
外耳炎になる原因とは
最も外耳炎になる原因として多いのが、耳掃除のしすぎです。というのも外耳道の奥の場所は、皮膚が薄くなっていますので傷つきやすく、わずかな刺激でも傷となります。
そのような場所を耳掃除の時などに強くひっかくことで外耳は傷ついてしまいます。そしてそのような時に汚れた手で耳を触わったり、プールに入ったりすることでその部分から細菌感染が起こって外耳炎を発症してしまいます。
また子供の耳を掃除する際には、特に傷をつけてしまうことがよくありますので注意してください。外耳道に毛染剤やヘアスプレーなどの刺激物などが入った場合にも外耳炎は起こりやすくなります。
外耳炎の治療法とは
外耳炎の治療というのは、どのようなものでしょうか。まず一般的に耳鼻科で行われるのは、外耳道から脱脂綿や吸引器などで感染した分泌物を取り除く治療です。
特に耳が聞こえにくいという症状がある場合には、外耳道を多量の分泌物でふさいでいるという可能性が高いからです。さきほどのような治療によって聴力は回復するようです。
そして分泌物を耳から除去した後には、患部の消毒をしてから副腎皮質ステロイドや抗生剤を含む軟膏などを塗ります。さらに1週間分ほどの抗生剤が飲み薬として処方されます。
外耳炎もそれほど炎症がひどくないような場合には、このような治療で回復しますが、さらにひどい症状の場合には手術をしなければいけないことがあります。
手術で切開しなければいけないのは、膿が外耳炎の進行によってみられるような場合で切開をして除去します。膿を出した後は抗生物質を塗り痛みがまだ強い時には、鎮痛剤が処方されます。
また外耳道湿疹といって外耳炎の中には真菌というものが原因になって治りにくい症状のものもあります。そのような場合には、治療も特殊なものが必要となることがあります。
治療を受けているときの注意点とは
外耳炎は、軽度であれば治療も一度で済みますが、ただ耳だれがみられるような場合には通院も数回必要となります。外耳炎の治療を受けている場合には、次のような点を守って外耳炎を確実に治療してください。
耳の中は、完治するまで触らないで、刺激を与えないようにする事が大切ですから、耳掃除ももちろんしないでください。耳掃除を痛みがないからとしてしまうと傷つけて再び細菌感染を起こすことになります。
また、プールには医師の許可が出るまでは入らないことです。プールに治療の途中で入ってしまうと細菌感染を再び起こしてしまうという可能性が高くなります。
そして治療は、完治するまでするということです。治療を中途半端な状態で中止すると骨の内部まで炎症が及ぶという危険性が考えられます。通院を必ず最後までして、治療は完治するまで続けてください。
まとめ
外耳炎を罹った時の治し方とは!
外耳炎とは
外耳炎になる原因とは
外耳炎の治療法とは
治療を受けているときの注意点とは