人知れずデリケートゾーンのかゆみで悩んでいる女性は少なくありません。かゆみの原因から 薬 を利用する際の注意点やケアの方法など、なかなか人には相談できない デリケートゾーン の かゆみ についての情報をまとめました。
困ったデリケートゾーンのかゆみにその薬大丈夫?
困ったかゆみの原因は
デリケートゾーンのかゆみの原因は2種類にわけられます。
ひとつはかぶれによるもので、多くの場合は深刻な状態になることはないと思って良いでしょう。もうひとつは病気によるものです。病気によるかゆみの場合は対処法を間違えると症状が悪化することもあるので注意が必要です。
デリケートゾーンの皮膚は腕や足など他の部分の皮膚と違い粘膜に近くとても敏感なうえ、常に下着などで覆われているので温度や湿度が高くなりムレやすい状態になっています。
また汗や汚れがたまりやすいのでかぶれを起こしやすく、さらには病気の原因となり得る細菌やウイルス、カビなどが繁殖しやすい環境になっています。
市販の薬でなんとかなる?
デリケートゾーンにかゆみを感じても他人には相談しづらく病院を受診するのも気が引けるため一人で悩む女性は多いと思います。市販の薬を利用して自分でなんとかしようと思う人も少なくありません。しかし市販の薬を利用する際はいくつか注意が必要です。
まず大切なのはデリケートゾーン専用のかゆみ止めを使用することです。かゆみ止めの薬には虫刺され用のかゆみ止めや湿疹などに効果のあるかゆみ止めなどいろいろな種類がありますが、腕や足など他の部分に使用する薬をデリケートゾーンに使用すると刺激が強すぎてあまり良くありません。
かぶれが原因の場合は市販の薬でもある程度の効果が得られることが多いのですが、病気が原因の場合は安易に市販の薬を使用することでかえって症状を悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。
何が原因か自分でははっきりと特定できない場合は勇気を出して婦人科を受診することをお勧めします。
病院の薬は市販の薬とどう違う?
病院では病気の種類を特定してそれぞれの症状に合わせてかゆみを抑えるだけでなく病気の原因となる細菌やウイルスに効果のある成分が含まれた薬が処方されます。病院で処方された薬は指示された用法や用量をきちんと守って使用しましょう。
またかゆみが治まったからといって勝手に薬の使用を中止したり治療を中断することは避けるべきです。完全治癒しないまま薬の使用を中止すると再発を繰り返すばかりでなく、だんだん薬が効かなくなってしまうこともあるので注意しましょう。
病気の種類によってはパートナーも一緒に治療した方が良い場合もあるので医師に相談してみましょう。
薬を使用する前にできることは?
市販の薬でも病院から処方された薬でも使用すれば確かにかゆみが軽減されますが、薬を使用してかゆみを抑えるのはあくまでも対処療法になります。重要なのはかゆみの原因をつくらないことです。一番のケアはデリケートゾーンを常に清潔に保つことです。
トイレの際はビデを使用し浴時には専用の洗浄剤で丁寧に洗浄しましょう。生理用品やおりものシートはこまめに交換し経血やおりものが長時間肌に接れている状態を避けましょう。
清潔に保つことでかぶれを防ぎ細菌やウイルス、カビなどの繁殖を抑えることができるので病気に感染するリスクを減らすことができます。
また清潔にした状態で薬を使用することで薬の効果を十分に引き出すこともできます。ただし洗いすぎは逆効果になりますので気を付けましょう。
効果的なケア方法は?
下着や生理用品は通気性や肌触りの良い物を選ぶとムレを防ぎ接触による刺激を抑えることができます。
体質によっては特定の物に対するアレルギー反応として炎症を起こしてしまう場合やストレスや過労などにより身体の抵抗力が落ちていると刺激に対して普段よりも敏感に反応してしまう場合もあるので、自分の体質をきちんと把握し体調管理にも気を配ることが大切です。
加齢によるホルモンバランスの乱れから起こる乾燥などでかゆみを感じる場合はデリケートゾーンの保湿ができるケア製品を試してみるのも良いでしょう。あまりにも症状がひどい場合は病院でホルモン治療を受けるという選択肢もあります。
まとめ
困ったデリケートゾーンのかゆみにその薬大丈夫?
困ったかゆみの原因は?
市販の薬でなんとかなる?
病院の薬は市販の薬とどう違う?
薬を使用する前にできることは?
効果的なケア方法は?