鼻がつまって思うように息ができないので十分な睡眠もとれないなどのつらい蓄膿症の症状に悩まされている方は数多いのではないでしょうか。長引く風邪症状や花粉アレルギーなどからどなたでも発症するおそれのある 蓄膿症 によく効く ツボ をご紹介いたします。
知って納得、蓄膿症のツボ
蓄膿症とは
蓄膿症とは副鼻腔炎のことで、細菌やウイルスに感染することによって副鼻腔の粘膜に炎症が生じることによって発症します。多くは鼻風邪と呼ばれる急性鼻炎が長引いたり、アレルギー性鼻炎が長引いたりして副鼻腔の粘膜が弱った状態で引き起こされます。
副鼻腔の粘膜に炎症が生じると鼻水として細菌やウイルスを体外に排出する力が弱くなってしまうので、膿となって副鼻腔に溜まってしまうのです。溜まった膿そのものが病原体となってしまうこともあってなかなか治りにくいことが知られています。
副鼻腔は頬、両目の間、額の下の骨の中にあって、粘膜に覆われていて通常は空洞になっており、それぞれが鼻の中と繋がった状態になっています。
鼻筋付近の蓄膿症のツボ
攅竹(さんちく)は眉の目頭側の端にあるツボです。これは蓄膿症など鼻炎だけではなく目にもいいとされているツボで、強めの力で5秒間、5回程を目安に押してください。押し上げるような気持ちで押すといいでしょう。
晴明(せいめい)は鼻筋沿いの目頭のやや上にあるツボです。ここも攅竹と同じように目にいいツボとしてよく知られており、疲れ目などにも効果があります。蓄膿症の場合にはこのツボを鼻の方向にゆっくり押すといいでしょう。
鼻通(びつう)は鼻筋の両脇の小鼻の上にあるツボで、その名の通り鼻の通りをよくするツボです。このツボは1分程かけて押すと言うよりは上下にこするようにマッサージする感覚で刺激すると効果的です。このマッサージは呼気が温められますので咳にも効果が期待できます。
迎香(げいこう)は小鼻の付け根にあるツボです。小鼻を挟むように5秒ずつ5回を目安に押すといいでしょう。
その他の蓄膿症のツボ
印堂(いんどう)は眉間にあるツボで蓄膿症などによる鼻づまりの緩和だけでなく、鼻血にも効果がありますので覚えておくと便利です。このツボは30回程やや強めの力で押すといいでしょう。
上星(じょうせい)は印堂の真上で髪の生え際から指2本分上にあるツボです。このツボは鼻づまりの他にも疲れ目や頭痛に効果があります。1分程度強い目の力で押すといいでしょう。
合谷(ごうこく)は手の親指と人差し指の骨の交差するところにあるツボです。万能のツボと呼ばれていてご存知の方が多いのではないでしょうか。
蓄膿症が花粉症から引き続いて発症してしまった場合など、鼻づまりだけではなく花粉症の諸症状に効果的なので覚えておくと便利です。
合谷は3秒強く押しては離すか合谷の上を円を描くようにマッサージするのが効果的です。
風池(ふうち)は後頭部の髪の生え際あたりにあるくぼみにあるツボです。頭痛がする時などに無意識のうちにこのツボをマッサージした経験を持つ方もあることと思います。
このツボは鼻づまりの他に頭痛や疲れ目に効くことで大変よく知られています。3秒押しては3秒休むを繰り返すといいでしょう。
足三里(あしさんり)は合谷とならんでよく知られたツボのひとつです。両足の膝のお皿の下から指3本分下がったところにあります。
足の疲労を取ったり、胃痛を和らげるなどいろいろな効能で知られていますが、実はアレルギー症状を緩和するツボでもあるために鼻づまりにも効果があるのです。強い目の力で押すといいでしょう。
蓄膿症に効果的なツボマッサージの手順
蓄膿症の方にはひとつのツボを押すことより鼻筋にそってツボからツボへのマッサージをすることが効果的だと言われています。
両手の人差し指で攅竹から晴明をツボを意識して鼻筋の骨を揉み解すような気持ちでマッサージします。
次いで、少し下の鼻通から迎香のあたりを10回程マッサージします。
最後に鼻通の周辺を円を描くように軽くマッサージします。
まとめ
知って納得、蓄膿症のツボ
蓄膿症とは
鼻筋付近の蓄膿症のツボ
その他の蓄膿症のツボ
蓄膿症に効果的なツボマッサージの手順