夕方になると靴がきつくなる、靴下のあとがくっきりと残るといった足のむくみを経験をしたことがある女性は多いと思います。一日働けば足がむくむのはあたりまえ、いつものこととあきらめていませんか?
むくみの 原因 を知ることが 足 の むくみ の解消につながります。
悩める女性必見!足のむくみの原因と対策
どうして足がむくむのか
心臓から送り出された血液は体内を循環して細胞に酸素や栄養分を送り届けるのと同時に、二酸化炭素、老廃物と一緒に余分な水分を回収して心臓へと戻ってくるという役割をしています。
この際に足から心臓へと戻る血液がスムーズに流れないことにより余分な水分が戻りきらずにたまったままになってしまう状態がむくみとなります。特に足は身体の下方にあり心臓からの距離も遠いため血液の流れが滞りやすくむくみがあらわれやすい部位になります。
むくみには一過性のものと慢性的で病気の可能性があるものとがあります。
一過性のむくみの原因は
一過性のむくみの原因は長時間同じ姿勢を続ける、ふくらはぎの筋力の低下、冷え性、塩分の採り過ぎなどが考えられます。
足から心臓へ重力に逆らって血液を戻すためにふくらはぎの筋肉の伸縮がポンプのような働きをしています。同じ姿勢を続けていたりふくらはぎの筋力が低下するとそのポンプ機能がうまく作用しないため血液をうまく戻すこどができなくなり足のむくみを誘発します。
血行不良による冷え性がある場合は毛細血管への血流が悪くなるためむくみも起こりやすくなります。また塩分には水分を抱え込む性質があるため塩分を採り過ぎると水分も過剰にため込まれてしまいむくみの原因になります。
慢性的なむくみは病気のサインかも
一過性のむくみと違い慢性的にむくみが続くようだと血管や内臓の病気が関係している可能性があります。足のむくみを引き起こす病気は下肢静脈瘤、心臓、肝臓、腎臓の病気などがあげられます。
下肢静脈瘤は静脈のなかにある血液の逆流を防ぐ静脈弁が壊れてしまうことにより血液が逆流して足に血液がたまってしまう血管の病気です。血液の循環を担う心臓の病気ではポンプ機能がうまく働かなくなり血流が悪くなります。
肝臓で生成されるアルブミンには血管内に水分を取り込んだり排出したりする浸透圧を調整する機能がありますが、肝臓の病気でこのアルブミンの生成がうまくできなくなると動脈の水分が外へ流れ出してしまい静脈では血管への水分の取り込みがうまくいかなくなります。
腎臓では血液をろ過して余分な水分を尿として体外に排出していますが腎臓の病気で血液のろ過機能が低下すると水分をうまく体外に排出できなくなります。
このような血液、心臓、肝臓、腎臓の病気のがむくみにつながっている場合があります。一週間以上慢性的にむくみが続くようであれば医療機関を受診することをお勧めします。
女性の足がむくみやすいのは
女性は男性よりもむくみが起こりやすい要因が多いと考えられます。第一にもともと男性より筋肉量が少ない女性はふくらはぎの筋肉の伸縮を利用したポンプ機能が弱いためどうしても足がむくみやすい傾向があります。
その他にも女性特有の要因があります。生理時や妊娠時には女性ホルモンの影響で身体に水分をため込もうとするためどうしてもむくみやすくなります。
さらに胎児が大きくなるにつれ足の静脈を圧迫しそのうえ体重の増加も手伝って足の血液が心臓に戻りにくくなることもむくみの原因となります。
また皮下脂肪が多いと冷えによる血行不良が起こりやすい点や皮膚が柔らかいと皮下組織への圧力が低いため静脈に水分を戻す力も少なくなる点なども女性特有のむくみにつながる原因としてあげられます。
足のむくみを予防する
一過性の足のむくみはある程度予防することができます。普段から階段を利用するなどして極力足を動かすように努めましょう。ふくらはぎの筋力を保ち血行が良くなることでむくみの原因を減らすことができます。
また下半身を冷やさないように心がけ締め付け過ぎないことも大切です。寝不足やアルコールの過剰摂取もむくみの原因となりますので生活習慣にも気を付けましょう。
まとめ
悩める女性必見!足のむくみの原因と対策
どうして足がむくむのか
一過性のむくみの原因は
慢性的なむくみは病気のサインかも
女性の足がむくみやすいのは
足のむくみを予防する