ニキビには白・黒・赤・黄の4つの種類があることをご存知ですか?その中でも一般的に「ニキビ」といわれるのは「赤ニキビ」に相当します。多くの人が悩んでいる赤ニキビをすぐに治せる薬はあるのでしょうか。
赤ニキビ の特徴・原因とともに 薬 の情報もお伝えします。
赤ニキビを治したい!効果のある薬ってあるの?
赤ニキビの特徴とできる原因
赤ニキビは皮脂が毛穴に詰まり、腫れてしまっている状態です。毛穴に皮脂が詰まっているだけの状態であれば「白ニキビ」となりますが、炎症を起こして赤く腫れると「赤ニキビ」になります。毛穴の中で炎症が起きているため、痛みが出ることがあるのが特徴です。
初期の「白ニキビ」の段階を放置し、毛穴の中でニキビの原因となるアクネ菌が増殖してしまうことが原因で赤ニキビになってしまいます。アクネ菌はもともと誰の肌にも存在する「常在菌」の一つです。詰まってしまった毛穴の中で、皮脂をえさにして増えてしまうことで炎症を起こします。
赤ニキビを放置して悪化してしまうと、あとが残ることもあります。赤ニキビができたら、早急に治すのがオススメです。
赤ニキビを治すためにオススメの市販薬
赤ニキビは炎症が起きている状態なので、炎症を抑えるための「抗炎症作用」のある薬が効果的です。一般的なドラッグストア・薬局で買うことができる市販薬のオススメを紹介していきましょう。
まずは、どの家庭にも1つは常備されていたと思われる「オロナインH軟膏」です。クロルヘキシジングルコン酸塩液という有効成分が配合されており、殺菌作用があるため赤ニキビに効果があります。
洗顔後の清潔な肌に塗ることで、一週間もすれば炎症がおさまります。ニキビ以外にも使えますので、家庭に1つあれば役立ちます。
次に紹介するのが「ペアアクネクリームW」です。抗炎症作用のあるイソプロピルメチルフェノールがアクネ菌を殺菌、赤ニキビの炎症をおさえてくれます。軽度のニキビであれば1日で、赤ニキビになると5~10日程度でおさまります。
即効性のある市販薬として評判がいいのが「テラ・コートリル」です。炎症をおさえる成分と抗菌成分が入っているため、肌の炎症が早くおさまると評判です。
ただし、副腎皮質ステロイドの一種であるヒドロコルチゾンが入っているため、自己判断で長期にわたって使用することは避けた方がいい薬です。
体の中から赤ニキビの対策をしたい場合は、ビタミンの多く含まれたサプリメントが手軽でオススメです。過剰な皮脂の分泌を抑えたり、皮膚の新陳代謝力をアップして赤ニキビが早く治りやすくなります。
赤ニキビを治すために処方される薬は?
赤ニキビが大量にできてしまったりした場合には、市販薬よりも皮膚科などの専門医に処方してもらった薬の方が効果が期待できます。それは、市販薬には配合することができない抗生物質やステロイドが入った薬を処方してもらうことができるからです。
塗り薬としては「アクアチムクリーム」や「ダラシンTゲル」が処方されることが多くあります。先ほども述べたとおり、市販薬に比べると配合されている有効成分が多いため、赤ニキビや肌の状態に応じた量を、医師の指示どおりに使用する必要があります。
また、塗り薬とあわせてビタミン剤やホルモンバランスを整える効果のある飲み薬を処方されることもあります。こちらは体の中から皮脂の分泌を抑制したり、ホルモンバランスを整えることで赤ニキビを改善する効果があります。
赤ニキビを作らないための対策も忘れずに
できてしまった赤ニキビに効く薬を紹介してきましたが、元をたどれば「赤ニキビを作らないようにする」ということが一番大切な部分になります。薬は一時的な対処にしかなりませんから、赤ニキビを作らないように気をつけるようにしましょう。
そのために大切なポイントは「生活習慣の見直し」と「正しいスキンケア」になります。食生活・睡眠時間の確保など毎日の生活を見直すとともに、正しいスキンケア方法を身につけて赤ニキビを作らないように気をつけましょう。
まとめ
赤ニキビを治したい!効果のある薬ってあるの?
赤ニキビの特徴とできる原因
赤ニキビを治すためにオススメの市販薬
赤ニキビを治すために処方される薬は?
赤ニキビを作らないための対策も忘れずに