心や身体の状態が落ち着かないために、仕事を長期的に休みたいと思っても、理由がなければなかなか簡単には休めません。しかし、 うつ病 と診断されている場合は、その治療のために休養が必要であるという診断書を出すことで休職の申請が可能です。
もしものときのために、休職に必要な 診断書 の もらい方 を知っておきましょう。
うつ病のために休職する場合の診断書のもらい方(前編)
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うつ病を疑う心と身体の不調
うつ病といっても、人それぞれ症状が異なるため、一概にはいえません。しかし、いくつかうつ病の特徴的な心と身体の症状があります。
たとえば、食欲がない、だるい、眠れない、会社にいこうとすると体調が悪くなる、イライラする、やる気が出ない、何もなく涙が出ることがあるなどの症状です。
誰でも、失敗したり、辛いことがあった後、同じような症状があらわれることがあります。しかし、長くても数日もするとまた頑張ろうという気持ちになり、元の自分に戻ることができます。
ところが、うつ病はこのような症状が週単位で長く続いてしまい、酷くなると自殺願望を抱いたり、身体の不調から日常生活もままならない状態に陥ってしまうことがあるのです。
その原因となるきっかけがある場合もありますが、思いあたる原因がなく自分でも意識しないうちにストレスを溜め込んでしまった結果、うつ病の症状としてあらわれる場合もあります。
そのため、気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診することをおすすめします。
受診する病院の選び方
心と身体の不調がある場合は、心療内科や精神科を標榜している病院に受診するようにします。身体の症状があるため、内科や胃腸科、神経内科などを受診される方もいますが、うつ病を専門的に診察しているのは心療内科や精神科になります。
そのため、すでに他の診療科を受診しているにも関わらず症状が治まらないという方は、うつ病を疑って一度、診療科を変えみると症状が治まる可能性もあります。
また、心療内科と精神科では、いくつか違いがあります。心療内科は、仕事帰りのサラリーマンや学生、主婦などさまざまな方が気軽に通院しており、比較的受診しやすい雰囲気があるクリニックが多いです。
精神科は、うつ病の中でも思い症状がある方やそれ以外の精神疾患を抱えている方が通院していたり、入院施設を持つ病院もあります。初めての方は、精神科の雰囲気から少し受診しにくく感じるかもしれません。
そのため、通いやすい雰囲気や自分自身の症状の度合いも考慮して病院を選択しましょう。
また、うつ病と診断された場合は、長期的に通院する可能性もあります。そのため、交通の便や通いやすさを考えることも必要です。
まとめ
うつ病のために休職する場合の診断書のもらい方(前編)
うつ病を疑う心と身体の不調
受診する病院の選び方