うつ病という病名が有名になったと同時期に、囁かれてきたのが双極性障害です。 双極性障害 は、元気な時とうつ状態の時が、かわるがわるやってくるのです。
そしてやっかいなのが、元気な時です。躁状態といって、やたらとやる気がでるのですが、無責任な行動も目立つので 仕事 に大きな影響と信頼失墜をもたらします。
仕事ですごい能力を発揮する?双極性障害。
双極性障害、別名躁鬱病
双極性障害は別名躁鬱病と言われています。とても自殺率が高いので、死亡率で考えるとうつ病よりも怖い病気なのかもしれません。
うつ病は発症すると、寝込んでしまい行動力が低下するために、自殺するために動く気力すらなくなってしまうことが多いのですが、躁鬱病になると元気になって異常に行動力がでてくる時期があるのです。
その際に、行動力が増して自殺してしまうことが多くなるのです。この病気になった家族や知り合いがいたら、元気になった時こそ十分に注意して行動を観察する必要があります。
仕事に大きな支障をきたす双極性障害
この病気は、人によっては仕事に大きな能力を発揮する人もいますが、大半が悪影響をもたらします。躁状態になると、三日三晩徹夜しても大丈夫という状態が続くのです。
一つのことに集中すると夢中になれるのです。たった一人で寝ずに完成させる仕事なら、きっとすごい能力を発揮するのではないでしょうか。それぐらいテンションが上がりっぱなしで、どのような仕事でも成功できる気分になります。
そして安易に仕事を請け負ったりした後に、うつ状態がやってくるといきなり大切な仕事を投げ出したりして、信頼を失墜してしまうこととなるのです。かならず、躁がくるとうつの状態もその後に来るのです。
そして一番厄介なのが本人が躁状態の時に、自分はなんでもできるという自信を持ってしまうことです。必ずうつ状態がくるのをわかっていても、できると信じ込んでしまうのです。
双極性障害の診断方法
双極性障害の診断はとても難しいです。うつ状態の時は、ほとんどうつ病となんら変わらない症状があるので、うつ状態の時に診断を受ければ、うつ病と診断されます。とても重要なことは自分でも精神状態をチェックしておくことです。
長い期間で自分の精神状態をチェックして、元気な時とうつ状態の時の感覚をチェックするのです。
しかしながら、結局は素人判断になってしまうので、仕事のミスや投げ出しが多くなり、一緒に住む家族も様子がおかしいと思うようになったら、できれば家族と一緒に精神科に行くことをお勧めします。
そして、双極性障害はうつ病に比べると軽い幻覚や妄想などもあり、身近な人が一番大変な思いをしている可能性がとても高いのです。
双極性障害の予防対策
双極性障害にかかりやすい人の特徴としては、通常時から二面性のある人で、表むきは人あたりが良くて社交的、気分が乗るとよくおしゃべりを楽しみ、人に親切で明るい性格ですが、実際は結構人見知りで引っ込み思案、人の目や評価がとても気になる人に多いようです。
そしてこういった特徴に執着心が強いという気質を咥えると、双極性障害になる確率があがるそうです。思い込みが激しい人、気分の切り替えや頭の切り替えがなかなかできない人は、より双極性障害にかかりやすいです。
この特徴を見れば予防の方法もみえてきます。
思い込まず、何事も切り替えて、人の目を気にせずに、自分のペースで自分らしく生きるのが一番の予防対策です。何事も自分らしく、自分の生きたいように生きるのが、病気にならないために重要なのかもしれません。
しかしながら、このような病気が増える傾向には、日本の働き方に問題があると、海外でも言われています。日本の企業の働き方を、根本から見直すことが精神的な病気を減らす一番の方法なのかもしれません。
まとめ
仕事ですごい能力を発揮する?双極性障害。
双極性障害、別名躁鬱病
仕事に大きな支障をきたす双極性障害
双極性障害の診断方法
双極性障害の予防対策