下腹 が 痛い と、どうしても生理が近いかもと、思い込みがちですが、予定通り生理がこないのに下腹が痛い場合は要注意です。下腹の痛みを起こす病気は、生理痛だけではありません。
特に女性は思い込みに気を付けて、自分の痛みを慎重に判断することをおすすめします。
下腹が痛い！生理痛と勘違いする下腹部痛の病気。
疑うことが予防策につながる
下腹の痛みに関しては、男性と比べると女性は耐え忍んでしまう癖があります。毎月の生理痛が慣れたものになり、多少の痛みでは気にしなくなってしまいます。女性によっては、生理になると微熱が出たり、腰痛がひどくなったり、いろいろと症状も変わってきます。
ところがこの慣れが、病気を見逃す大きな要因となってしまいます。女性には下腹部に子どもを産むための、重要な臓器が沢山あります。一つでも損なうと人生に大きな影響力を及ぼす臓器ばかりです。
ですので、下腹の痛みもいつものことと思わずに、ちょっとでも痛みの様子が違うようなら、病院に行くことをお勧めします。
下腹の痛みが起こる病気
生理痛以外で下腹の痛みが起こりやすい病気がいくつかあります。一番生理痛に似ていて判断が難しいのが、子宮筋腫です。３０歳以上の女性で２０％～３０％の人がなっているといわれています。
筋腫が増えれば増えるほど、痛みが激しくなっていって、最後には病院に担ぎ込まれる人もいます。
人によって痛みの差がとても激しく、腫瘍が増えても全く痛みを感じない人もいるので、そんなに痛みがひどくなくても、時々婦人科などを受診してみてもらうことをお勧めします。
そして怖いのが、子宮頸癌と子宮体癌です。この二つは近年増加傾向にみられ、子宮頸癌では２０代～３０代、子宮体癌では５０代～６０代に多いです。
やはり痛みは生理痛に似ているので、自己判断がとても難しく、手遅れになると致死率もあがるうえに、出生率にも関わってくる臓器なので、近年では町の健康診断や職場での検診などでも、子宮頸癌や子宮体癌の検査が受けられます。
機会があるようなら、毎年一回は受けることをお勧めします。
それと大腸癌も初期症状はほとんどありませんが、進行すると下腹部痛や、肛門からの出血などがあります。
同じように町の検診や職場の検診で、検査することをお勧めします。
完全に生理痛の場合
下腹の痛みが完全に生理痛であれば、痛みのひどさによっては月経困難症やPEMSの可能性もあるので、やはり１度は婦人科などを受診することをお勧めします。
生理痛の痛みは、女性それぞれで、生理が始まって最初から激痛だったりした場合は、実はものすごい激痛を耐え忍んでいるのかもしれません。自分でも想像しないくらい、体に負担がかかっているし、精神的にも、ものすごい負担がかかっているかもしれないのです。
病院に行ってもどうせ治らないしと、毎月の痛みを我慢するより、病院で正しく診断してもらって、鎮痛薬を処方してもらい生理痛の恐怖に呑み込まれずに、人生を楽しめる方が数十倍、体には良いことではないでしょうか。
我慢が良くない下腹の痛み
下腹の痛みを伴う病気を見ていても、癌に起因するものが多いです。しかし女性の日常の中での下腹の痛みは、当たり前のことになってしまっている人がほとんどです。女性は男性に比べると痛みに強いと言われています。
しかし、そんなひどい痛みを我慢することが、体に良い訳がありません。小さなストレスが、積もり積もればどこかしら、体に不調が出てくるのは当たり前です。
他にも日常の軽いところでは、腸炎や急性膀胱炎も、下腹の痛みを伴います。いつものことと思わずに、日常から健康診断は受ける様にするなどの、心がけが大きな怖い病気を予防することに繋がり、ひどい生理痛からも解放されるきっかけになるかもしれません。
まとめ
下腹が痛い！生理痛と勘違いする下腹部痛の病気。
疑うことが予防策につながる
下腹の痛みが起こる病気
完全に生理痛の場合
我慢が良くない下腹の痛み