死に直結する可能性が非常に高い 心筋梗塞 。中年、高齢世代の男性の罹患者が多いと思われていた疾患ですが、近年では女性の死亡数が増加、 若い 世代の罹患者の増加が著しいという心配な情報があります。増加した 原因 は何でしょうか。
今回は心筋梗塞を紹介します。
実は若い世代こそ心筋梗塞に注意すべき原因が潜んでいる?!(前編)
心筋梗塞とは?
人間が生きていく過程で心臓がもっとも重要な働きがあることは誰もが周知していることです。その心臓の働きの中で冠動脈は密接な関係にあります。冠動脈は心臓の収縮時に血流が減少し、拡張時に血流が流れる仕組みになっています。
そのため冠動脈で異常が発生すると心臓の働きに大きな影響をもたらせるのです。心筋梗塞はその異常を示した疾患の一つです。
心筋梗塞は動脈硬化が進むことで冠動脈内の血管が詰まる、いわゆる血栓などにより血管閉塞や狭窄が起きて血流が下がり心筋が虚血状態になることで心筋が壊死(組織が死滅すること)した状態をいいます。
歳を重ねると冠動脈の血管の内側にコレステロールがたまることで血管内部が狭くなり動脈硬化になりやすくなります。そのため一般的には高齢になるほど罹患者数は増加します。心筋梗塞の中でも発症日数によって病名が異なります。
発症から3日以内であれば急性心筋梗塞、発症から30日以内であれば亜急性心筋梗塞、破傷から30日以上であれば陳旧性心筋梗塞といいます。
急性心筋梗塞の場合、救急車で搬送されて病院に到着するまでに心停止する割合は14%もいるほど一刻を争う怖い疾患なのです。もし死に至らなかった場合でも、心筋が壊死した範囲によっては不整脈や心不全など大きな後遺症を抱えることになります。
では心筋梗塞を早期発見するためにはどのような症状に注意すればよいのでしょうか。動悸や息切れ、吐き気、肩や胸を圧迫するような痛み、下あごの痛み、不整脈、冷や汗などが代表的な症状となります。
これは更年期障害の症状と似たものもあり女性は早期発見しにくいというデメリットもあるようです。そして今までは50歳代から60歳代の男性に多いとされた心筋梗塞でしたが、近年では若い世代の発症が顕著になってきているようです。
若い世代の発症が多くなった大きな原因はどのようなものなのでしょうか。
まとめ
実は若い世代こそ心筋梗塞に注意すべき原因が潜んでいる?!(前編)
心筋梗塞とは?