子宮頸がんは20代~30代の女性に多い癌で、健康診断などで検査を受ければ比較的簡単に発見できる病気です。子宮頸がんはどんな病気なのか、その検査の費用はどのくらいかかるのか、検査はどのようなことをするのか? 子宮頸がん の病状や 検査 の 費用 についてまとめてみました。
子宮頸がん検査の費用
子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部にできるがんのことです。子宮頸がんは20代~30代の若い女性が多く、出産経験がない未婚の方のほうが多いと言われています。
子宮頸がんの原因と症状
多くのがんは、原因がわかりませんが、子宮頸がんだけは原因がわかっています。「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスが原因です。
子宮頸がんは初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。不正出血(月経以外の出血)で不安になり、検査にいくと癌だったという事が多いようです。また、おりものが増えることもあります。がんが進行すると下腹部痛、腰痛、下肢痛、血尿、血便、排尿障害があります。
子宮頸がんは検査で見つけやすい
子宮頸がんの検査は、問診と視診と細胞診の3つの方法で検査します。問診では、生理の周期・直近の生理の様子、痛みがあるか、出産歴など、問診票に書きます。視診は子宮頸部を観察し、おりものの状態や炎症の有無を確認します。
細胞診は、膣から綿棒のような器具を使って、子宮頸部の細胞を採取し、細胞を調べます。ほかにも「HPV検査」があります。「HPV検査」とは、ヒトパピローマウイルスの検査です。子宮頸がんに罹患した人の90%の人からヒトパピローマウイルスが検出されるようです。
細胞診とウイルス感染の検査を同時に行うと発見率がほぼ100%と高くなります。
子宮頸がん検査の費用
子宮頸がん検査の費用ですが、「現在症状は何もないですが子宮頸がんの検査だけ受けたい」と病院に行った場合、病気ではないので、健康保険が適用されず、全額自己負担になります。
その場合は初診料と検査代と合わせて、各病院で違いがありますが、約3,000円から約10,000円ほど費用がかかる場合があります。
近年では市町村の住民健診で検診費用を補助してくれたり、年齢によっては無料で受けられる場合もあります。自治体の広報誌・ホームページなどで情報をチェックしましょう。2年に1度は子宮がん検診を受けるように推奨されているので、自治体の補助は毎年受けられるようになっています。
他には、体調が悪く不正出血などの自覚症状があって産婦人科を受診して、医師が検査が必要と判断したのちに検査した場合は、健康保険が使えるので負担は安くなります。子宮頸がんの検査自体の費用はあまり高くありません。
症状がなくても定期的に検査を受けましょう
若い女性の中には、「症状がないから関係ない。産婦人科に行くのが恥ずかしい。」という人が多く、なかなか検査に行けないようです。市町村の集団検診などでは検診バスで行うケースもありますので、産婦人科に行くのに抵抗がある人は市町村で尋ねてみるのもいいかもしれません。
産婦人科でも集団検診でも実際の検査はカーテンやタオルケットなどで下半身をしっかりと隠してくれますし、検査の際に医師の顔を見ながらすることはありません。スタッフや医師が女性のみの場合もあります。デリケートなことなので、検査の際には配慮がきちんとされています。
検査費用も高くて数千円程度、年齢によって無料で受けることができます。数年に1度無料で検診をしてくれる自治体もあります。検査費用は比較的安く、無料の時もありますので、勇気を出して定期的に検査を受けましょう。
まとめ
子宮頸がん検査の費用
子宮頸がんとは
子宮頸がんの原因と症状
子宮頸がんは検査で見つけやすい
子宮頸がん検査の費用
症状がなくても定期的に検査を受けましょう