多くの 子宮がん検診 を受けた女性が、後で 出血 があり不安になることがあるようです。確かに子宮がん検診の検査後には、出血が見られることがあります。そのことで何か身体に異常があるのではないかとかがんが進行しているのではないかなどと心配になります。
ではそのような点についてご説明します。
子宮がん検診を受けた後の出血は心配ないのでしょうか!
子宮がん検診では
子宮がん検診を受けた後に出血があるとさまざまな疑問が膨れ上がり不安になることも多いと思います。しかし必ずしも子宮がん検診でみられる出血は、直接異常に結びつくというものではない場合が多いですので安心して下さい。
子宮がん検診の場合の出血は、子宮頸がん検診でも子宮体がん検診でもどちらでもみられるものです。
子宮がん検診の方法とは
子宮頸がん検診の場合には、子宮頸部の表面の細胞を取ります。また子宮体がん検診では、子宮内膜の細胞を採取します。そして細胞診を行うことになりますが、採取の方法としてはどちらも綿棒や専用の器具で細胞をこそげ取るというやり方ですので出血する可能性が出てきます。
ただ子宮頸部の細胞の採取は、表面を軽く綿棒や専用のヘラなどでなでるようにして採取するのですが、子宮体がん検診では子宮内膜の細胞を専用のブラシを挿入し採取するために子宮頸部よりは出血が起こりやすいというのが実状です。
出血の状態には
子宮がん検診においては、子宮頸がん検診も子宮体がん検診も出血があることは珍しいものではないということです。うっすらとショーツに残る出血や血がおりものに混じるといった程度であれば出血でも過剰に心配するという必要はありません。
そして特に子宮体がん検診では、粘膜を切り取った部分であるおへその奥辺りが2日から3日か長くて1週間位は 、しくしくと痛み出血があることがあります。しかししだいに和らいで行きますので様子をみて下さい。子宮頸がん検診で出血が出やすいのは細胞診です。
また妊娠初期の初診時に子宮がん検診を行うのですが、この場合には出血をするリスクが一般的な場合よりも高くなるということがあります。というのも妊娠週数が進むと細胞診時により出血しやすくなるためです。
それは、子宮の入り口周辺が妊娠の週数が進むにつれて肥大して柔らかくなっていくためです。そして小さな刺激である細胞診のようなものを受けても子宮周辺が出血しやすくなるために診断そのものも困難な状態となるようです。
出血の異常がある場合は
出血量が細胞診後に異常に多くなった場合や数日から数週間も出血が止まらないといった場合には、何らかの異常が子宮がん検査を行った子宮内膜や子宮頸部に生じているという可能性が高いためです。このような時には医師の診察を検査結果のいかんにかかわらず受けることが大切です。
というのも異常が体の中で起きているから出血がありしかも続いているという可能性があるためです。そして細胞診の場合には、何ヵ所か粘膜を切り取りますのでナプキンが必要なほど出血することがあります。
このように子宮がん検診後の出血は起こり得るものとして考え、必要以上に恐れることはせず自分の体の状態を落ち着いて観察するといったことが大切です。子宮がん検診後の出血は当たり前と考えた方が懸命です。
ただ、お風呂に入って湯船につかり過ぎると血行がよくなり出血が3日以上続くということもあります。もし少しでも早めに出血を止めたい方は、風呂はシャワー程度にするといいです。
また子宮頸がんの場合には出血が検診後に続いても2日から3日で治まります。それ以上続くようなら医療機関に相談するようにしましょう。
まとめ
子宮がん検診を受けた後の出血は心配ないのでしょうか!
子宮がん検診では
子宮がん検診の方法とは
出血の状態には
出血の異常がある場合は