女性の病気いろは

  • ホーム
  • はじめての方へ
  • カテゴリ一覧
  • Twitter
  • Facebook
  • お問い合わせ
    • 免責事項・知的財産権
You are here: Home / 子宮 / 子宮脱 / 子宮脱のリング療法

子宮脱のリング療法

kao

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

shikyuudatsu ringu

子宮脱というと耳慣れない方も多いかもしれませんが、高齢化社会を迎え、 子宮脱 になる女性が増えています。何かが出てきた!とびっくりして受診される方は少なくありません。行われている治療で最も一般的なのは、 リング による保存的療法です。

子宮が下がってくるような感じがしてお悩みの方は、恥ずかしがらずに産婦人科で診てもらいましょう。


スポンサードリンク

子宮脱のリング療法


- 目次 -

  • リング療法(ペッサリー療法)とは
  • リングってどんなもの?
  • リング療法のメリット
  • リング療法のデメリット
  • 子宮脱を自覚したら、産婦人科を受診しましょう

リング療法(ペッサリー療法)とは

昔からずっと行われており、手術を必要としないことから今も最もよく行われている治療です。リング(ペッサリー)と呼ばれるドーナッツ状の輪っかを腟の中に挿入します。適切な大きさのリングが適切な位置に嵌まることによって子宮を支え、下がってこないようにする方法です。

根本的な治療ではありませんが、安価であり、体への負担もとても少ないのでよく行われています。

装着方法は連続装着法と自己装着法があります。

連続装着法とは、リングを腟の中に一日中入れておく方法です。リングの挿入と交換は医師が行いますので、2~3か月ごとに産婦人科を受診し、清潔なリングと交換します。定期的に交換しないと腟の肉がリングに絡まり、抜けなくなることがあります。

自己装着法とは、自分でリングを挿入・交換する方法です。朝挿入して夜寝る前に外す、外出や仕事のときだけ使用するなどといったことが可能ですので、適切な位置に自分で挿入する事さえ出来れば、より清潔で負担が少ない方法と言えるでしょう。

最近は少しずつ自己装着法が増えてきました。


リングってどんなもの?

かつてはリングと言えば黒くて細く、非常に硬いエボナイト製のものでした。縮まないため交換の度に痛みや出血を伴うことも多かったのですが、今はポリ塩化ビニル製の軟らかいリングがほとんどです。色は白く、エボナイト製のものに比べふっくらとした形をしています。

リングには5cm大から11cm大まで、3mm〜1cm刻みで16個のサイズがあります。産婦人科医が子宮と腟の大きさから近いサイズのものを選びます。

一発でちょうどいいものを選ぶのは難しく、小さすぎると歩いている間やトイレの際にぽろんと落ちてしまいます。また、大きすぎると違和感があります。

外来で挿入した後しばらく歩いてもらったり、違和感がないかどうか確認しながら、最も適切なサイズに変更していきます。


リング療法のメリット

リング療法のメリットはまず簡便なことです。 外来で診断しリングを挿入しますので、入院の必要がありません。リングの交換は入っているリングをポコッと取り外し、腟内を洗浄して新しいものをまた入れるだけですので、かかる時間も非常に短いです。

また、手術と違ってほとんど体に負担をかけないので、高齢で体力が弱っている方や、持病のある方でも受けられる治療法です。

特にワーファリンなどの血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方は、手術となると事前に入院してワーファリンをやめ、ヘパリンに少しずつ切り替えるといった準備を行わなくてはなりませんし、一時的に薬をやめるため血がかたまりやすくなるリスクもあります。

リング療法では、若干出血しやすいというリスクはあるものの薬をやめる必要などはいっさいなく、症状を軽減させることができます。


リング療法のデメリット

メリットもある一方で、デメリットも存在します。

ひとつはおりものです。リングは体にとっては異物ですので、腟が反応しておりものが出ます。中にはおりものの量が多くて常におりもの用シートをつけておかねばならず、かぶれてしまう方もいます。

おりものが増える場合は腟の中で感染がおきていることもありますので病院で診てもらい、必要であれば薬を挿入する必要があります。

また、リングが腟の同じところにずっと当たっていることで、その部分の腟の表面がもろくなって傷ついた状態になることがあります。ちょっとした刺激で出血しやすくなります。これを防ぐ為に、リング交換の際に女性ホルモンを含む小さな薬を腟の中に一緒に入れておくこともあります。


子宮脱を自覚したら、産婦人科を受診しましょう

子宮脱は、それ自体で命を落とすことはありませんが、日常生活に影響をきたす病気です。いわば「健康なのだけれども、不便」といった状態が続きます。

腟から子宮が出ているなんて怖い、見られるのが恥ずかしいといってなかなか病院にいかない方もおられますが、それでは不便な時間も長く続いてしまいます。

リングによる治療は日常生活での不便さをぐっと改善します。子宮がさがってきた、夕方になると違和感があるなど、自覚症状のある方は産婦人科を受診しましょう。

スポンサードリンク

まとめ

子宮脱のリング療法
リング療法(ペッサリー療法)とは
リングってどんなもの?
リング療法のメリット
リング療法のデメリット
子宮脱を自覚したら、産婦人科を受診しましょう

このエントリーをはてなブックマークに追加
Tweet
LINEで送る
Pocket

Filed Under: 子宮脱 Tagged With: リング, 子宮脱

スポンサードリンクと関連コンテンツ

記事を探す

スポンサードリンク

カテゴリから探す

  • 乳房
    • 高プロラクチン血症
    • マンモグラフィー
    • 乳房再建
    • 乳癌
    • 乳管内乳頭腫
    • 乳腺嚢胞
    • 乳腺炎
    • 乳腺症
    • 乳腺線維腺腫
    • 浸潤性乳管癌
  • 子宮
    • 婦人科検診
    • 子宮癌
    • 子宮頸がん
    • 子宮体がん
    • 子宮筋腫
    • 子宮内膜症
    • 子宮内膜ポリープ
    • 子宮内膜増殖症
    • 子宮内膜炎
    • 子宮腺筋症
    • 子宮頸部異形成
    • 子宮脱
    • 絨毛がん
    • 子宮下垂
    • 子宮頚管
  • 卵巣と卵管
    • チョコレート嚢胞
    • 卵巣癌
    • 卵巣腫瘍
    • 卵巣嚢腫
    • 卵巣機能低下症
    • 多嚢胞性卵巣
  • 月経の異常
    • PMS
    • 不正出血
    • 月経前症候群
    • 月経困難症
    • 生理不順
    • 基礎体温
    • 排卵痛
    • 生理痛
    • 月経
    • 更年期障害
    • 閉経
    • 早発閉経
    • 月経不調
    • 無月経
    • 稀発月経
    • 過多月経
    • 過少月経
    • 頻発月経
    • 黄体機能不全
  • 外陰と腟
    • オリモノ
    • デリケートゾーン
    • バルトリン腺炎
  • 一般的な感染症
    • りんご病
    • 伝染性単核球症
    • 髄膜炎
    • リンパ管炎
  • 心の病
    • ストレスチェック
    • 睡眠
    • 精神的ストレス
    • うつ病
    • 躁鬱病
    • 双極性障害
    • 自律神経失調症
    • セロトニン
    • 不眠症
    • アルコール依存症
    • ギャンブル依存症
    • 摂食障害
    • 無気力症候群
    • 依存症
    • 緊張
    • 心身症
    • ptsd
    • 起立性調節障害
    • 体重減少
    • 無気力
  • 甲状腺の病気
    • バセドウ病
    • 甲状腺ホルモン
    • 甲状腺機能低下症
  • 脳の病気
    • 若年性アルツハイマー
    • 若年性認知症
    • 若年性健忘症
    • 下垂体腺腫
  • 心臓・血管
    • 虚血性心不全
  • 血液疾患
    • 貧血
    • 特発性血小板減少性紫斑病
    • エイズ
    • フェリチン
    • 異食症
  • リウマチ・膠原病
    • 全身性エリテマトーデス
    • 線維筋痛症
    • シェーグレン症候群
  • 代謝・内分泌
    • 糖尿病
    • 代謝
    • クッシング症候群
    • メタボリック
  • 消化器
    • 胃痛
    • 胃腸炎
    • 逆流性食道炎
    • 胃癌
    • ピロリ菌
    • 転移性肝がん
  • 腸内
    • 便秘
    • 下痢
    • 下剤
    • 過敏性腸症候群
    • 腸内細菌
    • 食物繊維
    • 肛門科
    • べんもれ
  • 泌尿器
    • 頻尿
    • 膀胱炎
  • アレルギー
    • 光線過敏症
    • 抗アレルギー薬
  • 美容
    • いちご鼻
    • ニキビ
    • 赤ニキビ
    • むくみ
    • 冷え性
    • ほおづえ
    • 抜け毛
    • 爪
    • 女性ホルモン
    • エストロゲン
    • 美容外科
    • 整形外科
    • かゆみ止め
    • サプリ
    • 毛穴
  • 耳鼻咽喉
    • 鼻づまり
    • 鼻炎
    • 花粉症
    • 蓄膿症
    • めまい
    • メニエール病
    • 三半規管
    • 中耳炎
    • 外耳炎
    • 耳管狭窄症
    • 口内炎
    • 口角炎
    • 声帯ポリープ
    • 咽頭癌
  • 目
    • ドライアイ
    • 緑内障
    • 白内障
    • 結膜炎
  • 皮膚
    • 肌
    • 湿疹
    • ほくろ
    • 脂漏性角化症
    • 疥癬
    • ビダール苔癬
    • アトピー
  • 足
    • 足のむくみ
    • 足の臭い
    • 五本指ソックス
    • むずむず脚症候群
    • モートン病
  • 骨
    • 恥骨が痛い
    • 骨粗鬆症
    • 関節リウマチ
    • 肩こり
  • 腫瘍
    • リンパ節転移
  • 検査項目
    • 血液検査
    • 血液検査tp
    • pet-ct検査
    • 遺伝子
  • 治療法
    • 抗がん剤
    • ホルモン剤
    • 再生医療
  • 染色体異常
    • ターナー症候群 
    • 半陰陽
  • 強迫性障害
  • 水虫

Copyright © 2022 josei-byouki-iroha.com