女性は毎月生理とつきあわなければなりません。中にはひどい生理痛に悩まされる方も多く、痛み止めもあまり効かず、痛みのために寝込んでしまうということや、普段の生活に支障を来たす、ということも時にはあります。ここではそんな 生理痛 を少しでも 和らげる 方法を紹介します。
ひどい生理痛を和らげる方法とは?
9割もの女性が訴える生理中の不快な症状
女性には毎月起こる生理ですが、なんと9割以上の女性が生理に伴う痛みの症状に不快感を感じたことがあると言われています。
個人差が激しく、痛みの強さにおいてもほんの少し痛いという人から、腰痛や頭痛を伴い足がしびれるほど痛いという人までいます。また期間もほんの数日という短い人から、生理一週間前から始まり、生理中も痛いなど月の半分は生理通に悩まされるという人まで様々です。
時には、吐き気やめまい、肩こりをはじめ、イライラや情緒不安定、だるさや眠気など様々な症状を併発するケースも多く存在しています。
生理痛はどうして起こるのか?
女性にとっては辛い生理痛ですが、この生理痛はどうして起きるのでしょうか。生理は月に一度、卵巣から排卵された受精卵が着床するために分厚くなった子宮内膜がはがれて血液と共に排出される現象です。
内膜には多くの毛細血管や分泌腺などの器官があるため、子宮の収縮によって内膜が剥がされる時には出血がおきます。この時、流れやすいように血液が凝固しないよう酵素も分泌されています。
内膜が分厚すぎれば酵素が足りず、十分に血液を溶かさないままに引きちぎることになるために痛みが強くなりますし、剥がして排出するための子宮の収縮が過剰に起きる際もまた痛みが強くなるのです。
また子宮の収縮を促すホルモンが過剰になったり、全身の血の巡りが悪くなることで吐き気やだるさ、しびれ、肩こりも併発しまし、ホルモンバランスの崩れから自律神経が乱れ、頭痛も引き起こされるのです。
生理痛をやわらげるには?自分でできることから
上記のようなメカニズムで引き起こされる生理痛ですから、痛み止めを飲む以外にも痛みを和らげるためにはいくつか対策が考えられます。
まず、簡単に行なえる事としては血の巡りを良くすることがあげられます。そのためには、体を冷やさない、よく運動して血行を良くする,事があげられます。
事実、常日頃からのウォーキングやストレッチなどを行い運動不足を解消しておくことで生理痛が改善した例が数多く見受けられます。
また、生理中は体を冷やさぬように、腹巻きやホッカイロを使用すると痛みが和らぐケースも多くあります。
食生活も生理痛とは関係します。例えば過度なダイエットは生理によるホルモンバランスの崩れを助長するものです。バランスの良い食事を心がける必要があります。
体を温めると言われている生姜や根菜類や、女性ホルモンと似た働きをすると言われているイソフラボンを多く含む大豆食品、ミネラル豊富な玄米や鮭類など、生理痛に効く食品であると言われています。
生理痛をやわらげるには?ひどい場合は病院へ
ホルモンバランスを整えるという観点から、近年低容量ピルも注目されています。
もともと避妊薬として登場したピルですが、血流内のホルモン量を調整するため、生理痛をはじめとする様々な月経困難症や、生理痛はもとより、子宮筋腫などのリスクも高める子宮内膜症の予防に良いと言われており、多くの婦人科医によって奨励されています。
ただし、ピルを飲む前には、血液状態のチェックが必要であったり、医師からの説明を受け、用法容量を正しく守ることが大切です。ですから、あまりにも生理痛がひどい場合には、ピルを試すことも含めて、婦人科に行き相談してみるのがよいでしょう。
まとめ
ひどい生理痛を和らげる方法とは?
9割もの女性が訴える生理中の不快な症状
生理痛はどうして起こるのか?
生理痛をやわらげるには?自分にできることから
生理痛をやわらげるには?ひどい場合は病院へ