生理不順 は生理のある女性なら誰にでも経験があるもの。心身のストレスが原因となることがほとんどといわれていますが、心の元気は子宮の元気に繋がっているともいわれています。心も身体もリラックスさせて整える効果のある ツボ 押しのポイントと効果についてみていきましょう。
しつこい生理不順を改善に導く 子宮を元気にするツボ
ツボ押しをすることのメリット
ツボ押しにはいくつかのメリットがあります。まずは、刺激を与えることによる血流改善。子宮自体はもちろん、全身の血の巡りをよくすることで全身に酸素や栄養がいきわたり結果子宮自体の血の巡りがよくなり、子宮の機能が向上するというわけです。
ふたつ目のメリットは、ストレスの軽減とリラックス効果。精神的ストレスを感じると、身体が緊張状態となり、固くこわばることが知られています。
このように脳と身体は密接に連携しているのですが、こわばった身体をツボ押しでマッサージすることで身体がほぐれ、脳の感じているストレスも緩和されるのです。
これらの2つのメリットにより、ストレスで正常に働かなくなった自立神経の働きを整え、改善に向かわせるのがツボ押しのメリットといえます。
効果を高めるツボ押しのコツとは
ツボ押しは、間違ったやり方をしてしまうと皮膚や身体を傷めてしまいかえって逆効果となります。ここでは知っておきたい、効果的なツボ押しのコツについてご紹介します。ツボ押しするときは入浴中やお風呂上がりなど、心身ともにリラックスしているタイミングで行いましょう。
ツボ押しするときの力はあまり強すぎないこと。3秒くらいかけてゆっくり圧をかけながら押していき、圧をかけた状態で5秒ほどおきます。その後、ゆっくりと力を抜いていきます。
いきなりマックスの強さをギュッと押すのではなく、ゆっくり力を入れていき、指を離すときもゆっくりと力を抜いていく、というやり方です。力の加減は「気持ちいい」と感じるくらいでOKです。痛いと身体が感じる強さは身体が緊張状態となり、逆効果です。
さらに、呼吸法も合わせるとさらに効果的。深呼吸しながらツボ押しを行うのが理想的です。鼻からゆっくりと息を吸い、ツボ押ししながら口から5秒ほどかけてフーッと息をゆっくり吐き出します。
子宮の元気に効くツボ1
大腸愈(だいちょうゆ)、腎愈(じんゆ)、石門(せきもん)、関元(かんげん)の4つのツボがお腹周りにあるツボで、直接的に子宮や卵巣を刺激して元気にするツボとして有名です。
大腸愈(だいちょうゆ)は、背骨をたどり骨盤ラインとぶつかった場所の左右のきわにあります。血の巡りをよくし、ホルモンバランスを正常に戻す働きがあります。
腎愈(じんゆ)は背中側のウエストの一番細いところの、背骨からそれぞれ指2本分離れたところにあるツボです。生理周期の乱れを修正するなど生理機能の調整に効果があります。
石門(せきもん)はおへそから指3本分真下の部分のことです。骨盤周りの血行を良くします。不妊治療のツボともいわれています。
関元(かんげん)はおへその中央から指4本分真下にあります。関元は卵巣の機能を向上する、不妊や婦人科系疾患に効果があるツボです。
子宮の元気に効くツボ2
足にも子宮の機能を整えるツボがあります。血海(けっかい)、三陰交(さんいんこう)、太谿(たいけい)の3つです。
血海(けっかい)はひざのお皿の内側、指3本分真上に上げった場所にあります。子宮の血の巡りをよくします。
三陰交(さんいんこう)は内側のくるぶしから指4本分真上にあがった場所にあるくぼみです。冷えの改善に効果がありますので、生理不順の解消も促します。
太谿(たいけい)は足首にあります。足首の内側にあるくるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみです。このツボを刺激することで下半身の血流を良くするとともに子宮をポカポカにして至急の調子を整えます。
ツボ押しは不調の改善の手助けとなる
ツボ押しさえすれば即生理不順が改善するというものではありませんが、不調の改善を促す助けになります。
ツボ押しによって心と身体をリラックスさせることで体の不調を改善に導くものです。根本的な原因を解消することはもちろん一番大切なことですが、その助けとしてツボ押しの力も借りてみてもよいでしょう。
まとめ
しつこい生理不順を改善に導く 子宮を元気にするツボ
ツボ押しをすることのメリット
効果を高めるツボ押しのコツとは
子宮の元気に効くツボ1
子宮の元気に効くツボ2
ツボ押しは不調の改善の手助けとなる