何だかイライラしたり、頭痛や体のだるさを感じる、そんな時「そういえばもうすぐ生理だわ」と思う方は、 pms (月経前症候群)かもしれません。憂鬱な症状は解消したいけれど、薬はなるべく使いたくありません。そんな時、自分でできる 対策 はあるのでしょうか。
pms(月経前症候群)の対策方法はこれ!
pmsになりやすい人、なりにくい人
ピルなどを服用していない女性の場合、ほぼ毎月訪れるのが月経です。月経前になるといろいろな症状があらわれますが、その症状は軽い人から重い人までそれぞれです。
この差は、年齢によってもあらわれますが、生活習慣や性格によっても違いが出ることがわかっています。どのような人がpmsになりやすいのでしょうか。
性格の面では、几帳面で神経質、負けず嫌いの完璧主義者がpmsになりやすいといわれています。pmsになる理由ははっきりとは解明されていませんが、女性ホルモンが関係していると考えられています。仕事や恋愛などでストレスを抱えやすい方は、症状が出やすい傾向にあるようです。
生活習慣の面では、嗜好品(コーヒーや甘いもの)の摂取が多い人や、体力がない人、免疫力が低下している人、急に忙しくなった人がpmsになりやすいといわれています。
食生活を見直してpms対策をしよう
pmsの症状は月経が始まると同時に消滅しますが、症状が出ている間は憂鬱で気分も下がってしまいます。少しでも早く症状を軽くしたくても、毎回薬に頼るのは気が引ける・・・という方は食生活を見直してみましょう。
pmsの原因の一つにストレスがあります。私たちの体はストレスを感じると、体内のビタミンを消耗することがわかっています。そこで、pms対策としてビタミンやミネラルの多い食事をとるように心がけましょう。
具体的には緑黄色野菜・玄米・カルシウムが多い野菜や豆腐・魚などがおすすめです。カルシウムを意識してとる場合には、カルシウムの吸収を助けてくれる食材(海藻・海苔・納豆・きのこなど)を一緒にとることがポイントです。
これらの食材をとることで、pms特有のイライラを抑えることができます。
バランスの良い食事をとることを心がけることと合わせて、嗜好品(カフェイン・糖分)の摂取を控えるようにします。
さらに、ファストフードやスナック菓子・冷凍食品といった加工食品の摂取を控えましょう。これらの加工食品には健康に良くない油が使われており、この油が神経を興奮させてしまいます。イライラの原因にもなりますので、油をとる際は良質の油をとるように心がけましょう。
体の冷えを防いでpms対策
普段の生活の中で、知らず知らずのうちに体(特に子宮)を冷やしてしまっていることがあります。冷えは血行不良を起こし、pmsを悪化させてしまいますから温めることがpmsの対策になります。
冷たい飲み物を飲みすぎないこと、足の露出が多くなる服を避けること、長い時間座った姿勢を続けないこと、などが子宮の血行不良を防いでくれます。
明らかに体が冷えていると感じる場合には、使い捨てカイロなどで腰・下腹部を温めたり、湯たんぽや厚手の靴下で足・足首を温めましょう。入浴は湯船に浸かって、ゆったりと温まるのもポイントです。ゆっくりと入浴することはストレス解消やリラックスにもなり、質の良い睡眠へとつながります。
症状が強い場合は専門医の受診を
自分なりに対策をしてみても症状の改善がみられなかったり、ツライ症状が続くようであれば、専門医を受診するようにしましょう。初めての受診をする場合には、婦人科・産婦人科がおすすめです。または心療内科・精神科でも診てもらうことができます。
受診をする際には月経の何日前から症状が出るのか、どのような症状が出るのか、などを伝えるようにするとスムーズに治療に入ることができます。毎月のことだから、と我慢しすぎるとストレスになってしまいますので、受診してみることも重要です。
まとめ
pms(月経前症候群)の対策方法はこれ!
pmsになりやすい人、なりにくい人
食生活を見直してpms対策をしよう
体の冷えを防いでpms対策