生理前は何かだるさや苛立ちを感じて体調もすぐれず仕事にも影響が出てしまうほどの変化を感じという人も多くいるようです。この生理前に体調や精神的に起こるさまざまな不快な症状をpms、月経前症候群といいます。
今回は 漢方 を使った pms を緩和する方法を紹介します。
生理前の体の不調、pmsは漢方で緩和できる?!(前編)
pmsとは?
pmsとはPremenstrual Syndromeを略した形で月経前症候群を指し、生理開始一週間から二週間前の排卵期をきっかけに身体的、精神的に出るさまざまな不快な症状を称しています。
おもな症状としてはほてり、関節痛、筋肉痛、肩こり、動悸、頭痛、疲労感、乳房の張り(痛みがある場合も)、体重増加、食欲減退、吐き気、イライラ、思考能力の低下、めまい、不眠、肌荒れ、情緒不安定、感情の起伏が激しくなる、感傷的になる、無気力、神経質になるなどがあります。
症状の出方や程度は人それぞれで、ひどい人は微熱や吐き気などをともなって起きていることも困難な人もいます。
一方で気にならない程度の症状で終わる人もいますが、ほとんどの女性が何らかの症状が出たまま生理期間に入るということが多いようです。
イギリスではおよそ70年以上も前から生理前にはpms、いわゆる月経前症候群が発生することがあるという医学論文が出されているほど歴史は長いものですが、原因はいまだにはっきりとはしていません。
原因がわかっていない中でも女性ホルモンのバランスが崩れることがもっとも有力と考えられているようです。
女性ホルモンである卵胞ホルモンと呼ばれるエストロゲンと黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンの分泌量が急激に変動する排卵期から高温期のころと重なるためです。
この2つの女性ホルモンは共に女性らしい体作りや妊娠に備えたり妊娠を維持するために必要な働きを示すホルモンです。そのため分泌量に変動があると女性の身体、精神それぞれに大きな影響をもたらすのです。
生理期間であれば生理痛をおさえる鎮痛剤などを服用しますが、pmsの症状がさまざまなため、どの薬を用いて緩和させればよいか判断は非常に難しいようです。そこで漢方が注目されているようです。果たして漢方がpmsにどのような形で効果を発揮するのでしょうか。
まとめ
生理前の体の不調、pmsは漢方で緩和できる?!(前編)
pmsとは?