ピロリ菌がいると判明した場合にその除菌をする費用としては、どの程度かかるのでしょうか。そして除菌の方法によっても費用が変わりますし保険の適用の有無によっても違ってきますので注意が必要です。
では、 ピロリ菌 の 除菌 の 費用 がどの程度かかるのかなどについてご説明します。
ピロリ菌の除菌には、どのくらいの費用がかかるのか
ピロリ菌の除菌費用で健康保険が適用できる場合は
ピロリ菌を除菌する場合には、ピロリ菌がいるかどうかの検査費用とピロリ菌を除菌するのに必要な治療薬などの費用が必要となります。
まずピロリ菌の有無を調べる検査費用は、その検査の方法によって違ってきます。もし内視鏡の胃カメラを使用した場合のピロリ菌検査を実施した場合には、6,000円から8,000円くらいとなります。
内視鏡の検査でも迅速ウレアーゼ試験や培養法、鏡検法などがありどの検査方法でピロリ菌検査を行なうかなどでも費用は変化します。
そしてピロリ菌が検査で発見された場合には、次に抗生物質の除菌治療が行なわれます。これには、3種類の薬を1週間分服用なければなりません。この薬などにかかる費用はだいたい3,000円ほど必要となります。
さらに約1ヶ月後くらいにピロリ菌の除菌に成功したかどうかを確認するための検査を実施します。この費用も上述しましたが検査方法によって異なります。
保険が適用できない場合には
病院などにより健康保険の適用がされない場合には、ピロリ菌の除菌を自費で行なう必要があります。まずピロリ菌の検査費用では、胃カメラでの内視鏡検査で胃の異常がないかを調べるという検査が必要となります。
病院によって費用にも差があるのですが、15,000円程度必要となります。この上にピロリ菌の検査をさらに行なうということになり、そのプラスされる検査費用としては2,000円から5,000円程度かかります。
これらの検査によりピロリ菌の感染が判明した場合には、ピロリ菌の除菌として除菌薬が処方されますがその費用としては6,000円から8,000円程度かかります。ピロリ菌を自費で除菌する場合には、薬を処方する薬局によっても料金に違いがあります。
除菌の薬の服用が終了した約1ヶ月後にピロリ菌の再検査を実施して除菌がうまくいったかどうかを確認します。この費用は、保険が適用されない場合には、5,000円前後必要です。
自費でピロリ菌の除菌を実施する場合には、かかる病院によって検査料や治療などによっても必要となる費用が違ってきます。また方針として内視鏡検査を病院によっては、原則としているところもありますので前もって検査方法や費用について確認することをおすすめします。
胃カメラを使用しない検査の費用では
人間ドックなどでよく実施されるピロリ菌の抗体検査で血液検査や尿検査で実施する簡単な検査となります。通常行なわれる血液検査や尿検査のような方法でピロリ菌に対する抗体などを検査するものです。
自由診療での費用としては、血液検査では約2,000円程度ですし尿検査の場合には、3,000円程度です。
次に尿素呼気法という検査では、ピロリ菌の除菌後の効果の確認として行われることもありますが、検査薬を飲んで30分後に吐く息の状態でピロリ菌がいるかどうかを調べる検査となっています。
胃カメラなどと比べると検査の苦痛もありませんしピロリ菌の検査としては、最も簡単な方法といえます。
尿素呼気法の検査費用としては、保険が適用された場合には2,000円程度となります。ただ自由診療であれば5,000円から6,000円程度になり医療機関によっても費用に幅があります。
内視鏡を使わないピロリ菌検査としては、上記のようなものが代表的です。
このようなピロリ菌の検査がありますが、費用としては保険適用となるのは胃カメラでの検査で、胃潰瘍や胃炎、十二指腸潰瘍などの病気が発見された場合が基本的に対象となります。
単にピロリ菌の有無だけを調べたいと希望した場合には、原則として健康保険の適用はされないということですので注意してください。
まとめ
ピロリ菌の除菌には、どのくらいの費用がかかるのか
ピロリ菌の除菌費用で健康保険の適用できる場合は
保険が適用できない場合には
胃カメラを使用しない検査の費用では