おりものは女性に大事な働きの1つで、病院の先生なども「自分が健康かどうかを調べるにはおりものを調べると良い。」と言います。おりものは普段透明や白色ですが、少しでも不調をきたすと色がつくおりものがでてくることがあります。
今回は おりもの が 黄色 なのは病気のサインなのか、予防に治療法も紹介していきます。
おりものが黄色なのは病気のサイン?予防に治療法も!
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そもそもおりものって何?異常なしの状態はどんなもの?
おりものは子宮の頸管からでる粘液や分泌液、いらなくなった細胞などが混ざって排出される分泌液を言います。おりものは体外から入ろうとする菌を防ぎ、膣内で菌が増殖しないように抑制する働きがあります。また、妊娠することを助ける働きもあります。
おりものは健康だと量が増えてもさらさらしていて、粘り気もなく透明か白色の場合が多いです。
おりものが黄色の場合はどんな病気が考えられるの?
おりものが黄色の場合は病気になっている可能性もあります。
代表的な病気を3つ紹介します。
1つ目は子宮内膜炎です。いろいろな菌が原因で炎症をおこしている病気が子宮内膜炎です。黄色い膿のようなおりものと生臭い臭いが特徴です。また、痒みと発熱、下腹部痛などを感じる場合があります。
2つ目はトリコモナス膣炎です。トリコモナス原虫という菌がおこす病気で、またの名を膣トリコモナス症とも言います。
不特定の人が利用するトイレや温泉などのタオルなどを利用しても感染することがあります。濃い泡状の黄色のおりものとかなりきつい異臭がします。強い痒みと痛みを感じます。
3つ目は淋病です。淋菌が引き起こす病気で、感染力が強いので注意が必要です。黄色の膿のようなおりものと悪臭がします。
ちょっと待って!異物が膣に入っていない?
おりものが異常だと思ったらまずは自分でも膣の中に異物が入っていないか確かめてみてください。避妊具だけでなく、中には生理時につけたタンポンをそのまま膣に入れて放置して菌が繁殖し、黄色のおりものがでていると言う人もいます。
意外と異物が入っているまま気づかずに過ごしてしまう人は多いです。すでに黄色いおりものの他に痒みや痛みを伴ってしまっている場合は一度病院を受診しましょう。
黄色いおりものを防ぐ予防法は?
黄色いおりものがでないように防ぐ予防法をいくつか紹介します。
1つ目は清潔を心がけることです。清潔な下着を身につけ、陰部をきれいに保つようにしましょう。匂いが気になってしまう人は石けんやウエットシートを使用します。ただし強くこするのはやめましょう。強くこすると炎症をおこしてしまう可能性が高いです。
2つ目は疲労やストレスを溜めないことです。疲労やストレスは体の中にいらない老廃物を残す原因となってしまいます。疲労を感じたら休息をしたり、趣味を見つけてストレス発散をしたりしましょう。
また、軽く運動をしたりストレッチをしたりすることも体調をしっかりと整えてくれるのでおすすめです。
黄色いおりものがでてしまったら?治療法はあるの?
黄色いおりものがでてしまったらまずは病院を受診しましょう。病院で原因は何かまずは検査をする必要があります。検査後、原因がわかったら治療を開始して行くことになります。
症状や病気によって治療の仕方はそれぞれ違いますが、膣洗浄剤で膣内を清潔に保ち、塗り薬をつけて病気を治していくことが多いです。医師の話をよく聞いて正しく薬を使用するようにしましょう。
毎日のおりものチェックが必要!
おりものは個人差があります。できるだけトイレ後にティッシュペーパーなどでおりものを拭き取って確認するようにしましょう。毎日チェックすることで異常にすぐ気づくことができます。
まとめ
おりものが黄色なのは病気のサイン?予防に治療法も!
そもそもおりものって何?異常なしの状態はどんなもの?
おりものが黄色の場合はどんな病気が考えられるの?
ちょっと待って!異物が膣に入っていない?
黄色いおりものを防ぐ予防法は?
黄色いおりものがでてしまったら?治療法はあるの?
毎日のおりものチェックが必要!