女性に多い癌といえば乳癌です。癌と聞くだけで怖くなる人も多いと思いますが、 乳癌 は早期発見と治療で 治る 病気です。
早期発見のためには日ごろから乳癌に関心を持ち、自分でもチェックして少しでもいつもと違うと思ったらすぐに検査を受けることが早期治療と完治に繋がります。
1cm以下なら治る乳癌。自己チェックと健診は欠かさずに!
乳癌は早期発見がカギ
どの癌もそうですが、癌は早期発見が非常に重要で乳癌も例外ではありません。国立がん研究センターによると、2011年の統計では女性の病気の1位は乳房に関する病気で、2014年のデータでは乳房の病気での死亡は第5位となっています。
たくさんの女性がかかる病気ですが、早期発見ができれば治療につながり完全に治ることも多いです。ところで、早期発見という言葉はよく耳にしますが、ではどのくらいの時期に癌がどのくらいの大きさで発見することを「早期発見」と呼ぶのでしょうか。
それは乳癌が1cm以下の大きさで発見された場合のことを指します。
自分で見つける乳癌
乳癌を早い時期に見つけようと思うと大きさ1cm以下の時に発見できなければいけません。しかし小さければ小さいほど見つけにくいと思いますが、そのためだけに頻繁に病院に行くわけにもいきません。
では、自分でなんとか見つけることはできないのでしょうか。答えは「できます!」。毎日シャワーを浴びている時やお風呂の中で、自分でチェックができます。
ポイントはいろいろとありますが、まずは乳房の形の変化を見ます。左右の形や、へこみがないか鏡にうつして見るとよくわかります。
次に、乳房をマッサージするように触りしこりがないか調べます。しこりは、乳房のどの部分にもできますが特に外側の上の部分にできる確率が高いのでその部分は気をつけて見ます。
そして、乳房だけでなく乳頭もチェックます。授乳をしているわけでもないのに、乳頭から液体(血や分泌物)が出ていないかチェックします。
このように乳癌に関心を持ち、日ごろから自分でチェックして少しでもいつもと違ったり手になにか固まりのようなものが触れたらすぐに病院やクリニック(乳腺科、乳腺外科など)で診てもらいましょう。
自己チェックだけでなく乳癌検診も有効
日ごろのセルフチェックと合わせて受けたいのが乳癌検診。乳癌検診にはレントゲンによるマンモグラフィ、MRIによるマンモグラフィ、触診、エコーによる検査などがあります。
乳癌がある場合は、マンモグラフィに白く写りますがマンモグラフィには写らなくても触診で癌が発見される場合もあります。1つの検査方法だけでなく組み合わせて早期発見につなげましょう。
マンモグラフィは痛いという人や触診は恥ずかしいという人もいるかもしれませんが、万が一のことを考えれば「痛い」や「恥ずかしい」などと言っている場合ではありません。
恥ずかしい場合は、検査を受ける病院に女医がいるかを調べその病院にいくこともできます。検査は病気を早く見つけるためのものと考えて、ある程度の割り切りも必要です。
万が一早期発見した場合は再発防止を
乳癌には0期~IV期までの五段階があり治療方法は段階によって異なります。通常は0期とI期を早期発見と呼びます。体の他の部分、特にリンパや他の臓器に転移がない場合は放射線治療や簡単な手術で済みます。
その後は毎年の検査で異常がないか定期的に確認することが重要です。そして、検査で再発や転移が見つからなければ完治と考えることができます。
完治を目指すには日ごろからの自己チェックや定期的な検診が重要となります。ちょっと関心を持つことで早く見つけることができ、完治が可能である乳癌。早期発見と治療で治したいですね。
まとめ
1cm以下なら治る乳癌。自己チェックと健診は欠かさずに!
乳癌は早期発見がカギ
自分で見つける乳癌
自己チェックだけでなく乳癌検診も有効
万が一早期発見した場合は再発防止を