近年ハリウッドスターや日本でもタレントが乳癌を公表したことで世界中の女性たちにとって乳癌が身近な病気であることを改めて実感させられました。しかし乳癌検査は「痛い」という声も多く少し足が遠のいている人たちも少なくないようです。
今回は 乳癌 検査 を紹介します。
定期的に乳癌検査を受けて早期発見を努めよう!(前編)
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乳癌の実状とは?
日本乳癌学会によると、正確な乳癌患者数はないものの2014年1月時点でいくつかの府県の地域癌登録から推定年間約6万人いるといわれています。日本児女性のうち18人に1人が乳癌になるともいわれているほど身近な病となっています。
厚生労働省では2006年に「40歳以上の女性に対し、2年に1度、視触診およびマンモグラフィー併用検査をおこなう」という指針が出されました。
日本乳癌学会の調査では、日本では40歳代公判で最も乳癌になる割合が高いとされていますが人口構成の高齢化により患者数では60歳代前半が最も多くなっています。
乳癌は比較的自身によってしこりを発見して発覚する確率も高いものですが、より正確性と早期発見を求めるならばやはり乳がん検診を積極的に受けることをお勧めします。乳癌検査には代表的なものとしてマンモグラフィー検査とエコー(超音波)検査があります。
マンモグラフィー検査とは?
マンモグラフィー検査は乳房をつぶすような状態でX線機器に挟んで撮影します。X線を利用して撮影されるため妊娠している人には適していません。カルシウムなどの成分が結晶化した状態、いわゆる石灰化した箇所を見つけ出す検査になります。
石灰化した箇所はすべてが悪性とは限りませんが、癌化する可能性も高いのです。マンモグラフィーではこの石灰化した部分が白く映し出されるのです。乳房はできるだけ薄くなった状態で撮影した方が、乳腺や組織がはっきり写ります。
上下から挟んで撮影する方法と、左右から撮影する方法があります。乳癌のしこりは素人でも触診でわかる場合もありますが、しこりを作らない乳管内癌の場合はマンモグラフィー検査で乳管内の石灰化を確認しないとみつけ出せません。
マンモグラフィー検査では石灰化した部分が小さくても確認できるというところが利点であって乳癌の早期発見に力を発揮します。
しかしマンモグラフィーは検査体験後「痛かった」という意見も多いことからあまり積極的には受診したくないと考える人も多いようです。主に痛いと感じるということは乳房が張っているためです。
乳房は生理前が最も張っている状態のためその時期に受診すると痛みを感じやすくなります。よって痛みを感じやすい生理前のマンモグラフィー検査はできるだけ避けた方が良いかもしれません。
まとめ
定期的に乳癌検査を受けて早期発見を努めよう!(前編)
マンモグラフィー検査とは?