「無治療を選んだ女性のブログから学ぶ、乳癌との闘い方(前編)」では、乳癌の三大治療とその効果についてご説明いたしました。後編では、 無治療 という選択を選んだ場合の余生についてご紹介いたします。
ブログ という手段を通し、 乳癌 と闘う女性達をみてみましょう。
無治療を選んだ女性のブログから学ぶ、乳癌との闘い方(後編)
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自分らしく生きる大切さ
乳癌の診断を受けた時点で、これからどのような治療によって、どれだけの回復が期待できるのかという説明を受けると思います。このとき、三大治療によって100%に近い確率で完治する可能性があるといわれたら、多くの方はその治療を望むでしょう。
しかし、それが30%、20%と低い場合、それでも辛い治療を選択するでしょうか。それはある意味、賭け事のようなものかもしれません。
乳癌の宣告を受けた女性の中には、無治療を選択する方もたくさんいます。手術はおこなうが、その他の治療はしない、もしくは手術自体おこなわず、食事や生活を改善しながら医療に頼らずに療養するのです。
無治療を選択した場合、もちろん癌細胞が自然に死滅するわけではありません。そのため、進行のスピードは人それぞれですが、必ず進行していきます。しかし、無治療だからこそ良い点もあります。それは、自分らしく生きることができるということです。
治療をすることにより、入院が必要であったり、体調が優れずに日常生活が制限されてしまうことがありますが、その辛さと戦っても癌に負けてしまうこともあります。
しかし、治療をしない選択をすることにより、自分の安心できる自宅で大切な家族と過ごすことができ、好きなものを食べたり、やりたいことをしながら自分の望む自分らしい生活を送ることができるのです。その結果、短いながらも充実した満足のできる余生を送ることができるといいます。
科学的な根拠はありませんが、実際に無治療を選択し治療によって生活の質を下げることなく、充実した生活を続けることにより、当初の余命よりも長く生存することができたというケースもあるのです。
闘病記をつづる女性たち
現代はネット社会であり、さまざまな方法で自らの乳癌の闘病記をつづる方がたくさんいます。
その闘病記には、乳癌と診断されるまでの検査や診断されてから自分が選択した治療法とその経過、そして思ったことや感じたこと、取り組んだことなどの日々の記録がその人なりにつづられています。
今は少し検索しただけでも多くの情報を入手できますが、このように実際に乳癌と闘う女性たちのブログは、乳癌と診断された方にとって何よりも有力な情報であり、励みになります。
辛い治療を乗り越えて、すでに何年も経過しているという方もいれば、無治療を選択したからこそ望みどおりの生活を有意義に送ることができているという方もいます。どのような治療法を選択するのかは、他の誰でもなく自分自身で決めなければいけません。
しかし、自分の選択した治療法に科学的な根拠がなかったとしても、自分自身が納得して選んだ治療法であれば、乳癌と前向きに闘うことができることでしょう。その手助けとなるのが、実体験をつづった女性たちのブログなのです。
よく誤解されることもありますが、無治療は決して治療放棄ではありません。無治療は、乳癌の三大療法による治療を受けないというもうひとつの治療法なのです。
まとめ
無治療を選んだ女性のブログから学ぶ、乳癌との闘い方(後編)
自分らしく生きる大切さ
闘病記をつづる女性たち