女性は便秘だけでなく、部位別がんでは大腸がんの死亡者はトップになるほど肛門に関わる病は身近になっています。しかし女性の 肛門科 受診は躊躇があり、中でも男性医師に診察してもらうことには非常に抵抗があるため 女医 を希望する女性は多いです。
そこで今回は肛門科を紹介します。
女医在籍の肛門科受診で死亡者数トップの大腸がんを早期発見(前編)
女性によくある肛門のトラブルとは?
女性の2人に1人の割合で便秘に悩まされているという調査結果があるほど肛門に関して何らかのトラブルを抱えている人が多くいます。
(1)女性は筋力が弱いために排便に伴う力みがしづらい、(2)ダイエットによる食事制限でスムーズな排便を促す栄養が不足、(3)女性ホルモンにより排便が抑制されやすいなどの理由から男性より便秘になりやすいと言われています。
また女性は日頃からスカートを履く機会が多く下半身が冷えやすい状況にさらされている中で、そもそも筋肉量が男性よりも少ないことから万年冷え性に悩む人も多く、痔にもなりやすいと言われています。
そして何よりも注視しなければならないことが、女性は部位別がんの中で大腸がんの死亡者数がトップとなってしまったということです。大腸がんは初期症状がわかりづらく自身では非常に気付きにくい疾患と言われています。
その中でも女性が多いとされている便秘は大腸がんの自覚症状の一つです。便秘は多くの女性が悩んでいるほど身近なため病気として重たくとらえている女性は少ないかもしれませんが、大腸がんの一症状ともなるため非常に注視しなければならないのです。
しかしそうは言うものの、肛門科に足を踏み入れる事は非常に勇気がいるものです。産婦人科同様、近年では肛門科でも女医による診察をおこなっている病院が非常に増えているようですので、是非積極的に診察に足を運ぶことをお勧めします。
肛門科の診察方法とは?
女性にとって肛門科は、女医であれば少しは羞恥心が緩和されるものの、なかなか積極的に受診を希望する気持ちにはなりづらい場所でしょう。羞恥心以外にも、肛門科は内科や外科と違ってどのような診察がおこなわれるものなのかわからない点がたくさんあるかと思います。
初診での診察の流れとして、まず診察を待つ間に問診票の記入があります。確認事項はおもに痛みの有無と状況、排便状況、でき物や腫れなどの有無、出血の有無、そして異常が起こり始めた時期などです。
診察室に入ると記入した問診票の内容に沿って医師による問診をおこなわれ、その後診察にうつります。基本的には医師が肛門の状態を確認できれば良いので、下半身すべての着衣を脱ぐのではなく、着衣をももや膝まで下げた状態で診察用のベッドで左側を下に横になる形での受診が多いようです。
着衣を脱いだ部分には看護師がバスタオルで覆ってくれます。実際の診察ではまず医師の視診がおこなわれ肛門付近に腫れなどでき物の有無、出血や分泌物の有無の確認をします。その後実際患部に触れての診察をおこないます。
手袋をした指に麻酔入りの潤滑剤を塗り滑りやすくした状態で肛門内に指を入れて触診をします。また患部からの出血や便潜血などがあった場合は、金属製の筒状のほか、さまざまな形の肛門鏡やS状結腸鏡を使って診察する場合もあります。
診察中は患者の顔側にモニターがあって、診察状況をみながら処置をおこなう病院もあります。患部が肛門のため、診察は医師に背部をみせた状態で顔を合わせながらでないため、多少は気が楽かもしれません。
もし女医がいる肛門科であれば予約時に希望できる可能性がありますので確認してみましょう。
まとめ
女医在籍の肛門科受診で死亡者数トップの大腸がんを早期発見(前編)
女性によくある肛門のトラブルとは?
肛門科の診察方法とは?