「女医在籍の肛門科受診で死亡者数トップの大腸がんを早期発見(前編)」では、よくある悩みや肛門科の診察方法についてご紹介いたしました。後編では、 肛門科 で異常が見つかった場合にどうしたらよいのかご説明いたします。
女性の場合は、特に 女医 の診察を希望する場合があります。
女医在籍の肛門科受診で死亡者数トップの大腸がんを早期発見(後編)
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肛門科で異常が見つかった場合は?
肛門からの出血や血便が続くうえに腹痛や腹部の不快感などがある場合は大腸がんなどの大きな疾患の可能性も考えられます。肛門科での腸の検査においてポリープがみつかった場合、説明を受けたのちその場で切除することもあります。
小さいポリープは経過観察しておく場合もありますが、良性とされるポリープもいずれがん化していく可能性が高いということから切除することになります。先端から輪っか状になったワイヤーが出る内視鏡を挿入して、ポリープに輪っかをひっかけて根元から絞り切るような状態で切除します。
女医を探したい
肛門科は産婦人科と同様に初めて受診することには非常にためらいを感じる人も多いと思います。そのためには少しでも羞恥心を緩和できる手段を選びたいものです。中でも男性医師による診察は絶対に避けたいと考える女性が多いようです。
近年ではそういった声を反映して肛門科に女医を在籍させる病院も増えているようです。女医の有無はインターネットでも簡単に探すことができますが、情報がないものは直接病院に問い合わせてみると良いでしょう。
同様の考えを持っている患者さんは多いため病院側も丁寧に対応してくれます。また肛門科は胃腸科や胃腸内科と一緒に診察をおこなっている病院も多いため、待合室ではどちらの科を受診する人かわかりにくい病院もあります。
そして近年では患者も女性だけに限定した女性専用外来のある肛門科もあり、数年前と比べても非常に通いやすい環境づくりをしている病院が増えています。病は放っておくわけにはいきません。
自己判断で市販薬などその場しのぎの治療をしても、薬が間違っていたリ、ほかの大きな病が隠れている場合もあり非常に危険です。患部をみせることには非常に抵抗を感じる人も多いかもしれませんが、医師にとってはあくまでも患部にすぎません。
初診の恥ずかしさを乗り越えてしまえば次の受診からは比較的抵抗なく受診できるという人も多い科です。女性ではがんの中でも大腸がん罹患者の死亡率は1位となっているほど怖い病です。
それだけ自身でも身近な病である可能性も考え、女医がいる肛門科を探すなど少しでも受診を躊躇する気持ちを緩和して積極的に足を運ぶことをお勧めします。
まとめ
女医在籍の肛門科受診で死亡者数トップの大腸がんを早期発見(後編)
肛門科で異常が見つかった場合は?
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