がんになってしまった時の治療の仕方として、放射線治療や手術などの他に抗がん剤治療の治療があります。しかし、抗がん剤は効果のある人もいればない人もいると言われています。
今回は 抗がん剤 は効かないのか、 効果 は何か詳しく説明していきます。
抗がん剤は効かない?効果は何かを詳しく説明
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抗がん剤には治療の種類がある
抗がん剤を使用して治療するには大きくわけて3種類の療法の意味があります。
まず1つ目はホルモン療法でホルモンを薬で調節してがんの細胞が増えないようにします。2つ目は化学療法です。抗がん剤でがん細胞に直接働きかけてがん細胞の増加を抑えたりします。3つ目は分子標的治療で、副作用が少なくがん細胞を抑えることができます。
抗がん剤が効かない?理由は何か
抗がん剤は効果がないと言う人がいますが理由があるので紹介します。
1つ目はがんの集中治療は困難だと言うことです。血液を通じて抗がん剤を全身に回らせる抗がん剤の治療ではがんがある部位に薬が届くのは本当に一部だけなので効果が薄い場合があります。
2つ目は副作用とのバランスが難しいことです。抗がん剤は効果がある量を使用すると副作用も非常に強くでてしまいます。
副作用が強すぎるとがん治療をする体力がなくなってしまいます。副作用が少なく済むようにするとなると薬の量が減少してしまい効果を得にくいです。
3つ目は薬に耐性ができてしまうことです。がん細胞を一度治療すると体内にがんが残っていてまた、再発してしまう場合があります。抗がん剤の耐性がついて治りにくくなってしまいます。
抗がん剤の効果がでやすいがんとでにくいがん
抗がん剤は効果がでやすいがんとでにくいがんがあるので紹介します。効果が高く期待できるがんは急性骨髄性白血病、肺細胞腫瘍、悪性リンパ腫などです。効果がそれなりに期待できるがんは卵巣がんや乳癌などの女性特有の病気や骨肉腫や大腸がんなどです。
逆に抗がん剤の効果がほぼ期待できないがんは甲状腺がんや悪性黒色腫です。抗がん剤の効果が低いがんは前立腺がん、子宮がん、膵臓がん、腎臓がん、胃がん、膀胱がんです。
抗がん剤の効果がでるまでにどれくらいかかる?
がんになってしまい、抗がん剤を使用するとしても服用し始めてすぐに良くなるわけではなりません。抗がん剤の効果がでるまでに大体平均して1ヶ月から2ヶ月前後はかかると言われています。
2ヶ月経過しても効果が見られない場合は医師の判断と治療効果の判定で抗がん剤を他の物に切り替えられる場合があります。抗がん剤はずっと同じ薬を長い期間使用しても効果がなく、中には悪化してしまう場合もあります。治療は慎重に行わなければいけません。
セカンドオピニオンを使用してがんと向き合おう
抗がん剤を使用した治療方法は効果を得られるまで時間がかかるだけでなく副作用も強いので体力的にもとっても辛いものです。また、がん自体がまだまだ完治を100%できる病気ではなく、医師によって治療方法も違う場合が多々あります。
1つの病院に絞って治療するのは良いのですが、セカンドオピニオンを使用して複数の医師から意見を求めるようにしましょう。セカンドオピニオンは担当医師の診断または治療法に納得できない場合に他の医師から考えや意見を求めるものです。
他の医師からも意見を聞くことで有効で良い治療を受けられるかもしれません。もし治療が遅れてしまい症状が悪化してしまうと命にも関係してくる恐れがあります。
抗がん剤治療は医師とよく相談して行いましょう
がんは命に関わる病気なので、抗がん剤の治療をする場合は医師によく質問したり相談したりしてしっかりと治療を行っていきましょう。
まとめ
抗がん剤は効かない?効果は何かを詳しく説明
抗がん剤には治療の種類がある
抗がん剤が効かない?理由は何か
抗がん剤の効果がでやすいがんとでにくいがん
抗がん剤の効果がでるまでにどれくらいかかる?
セカンドオピニオンを使用してがんと向き合おう
抗がん剤治療は医師とよく相談して行いましょう