基礎体温を１度上げるとこんなにもイイことがあった！！

基礎体温は、妊娠を望む女性が活用するものというイメージが大きいと思いますが、実は女性は誰でも常に意識した方がよいものなのです。

女性は低体温の方が多く、そのために冷え性や身体の不調を抱えている方もいます。しかし、 基礎体温 を 上げる ことにより、女性にとって嬉しい効果がたくさんあるのです。

スポンサードリンク

－目次－

月経や妊娠に関する話題の中では、基礎体温という言葉がよく使われています。この基礎体温というのは、身体が動くことによって熱をつくり出していない安静にした状態の体温のことをあらわします。

女性にとって、基礎体温の影響が多いのは女性ホルモンです。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの２種類があり、これらの分泌に合わせて基礎体温は高温期と低温期の二層にわけられます。

そのため、毎日同じ時間に目が覚めたと同時に基礎体温を測定し続けることにより、月経が来るタイミングや排卵日を予測することができるのです。

基礎体温は、免疫力にも大きく関係しています。私たちの身体には、外敵から身を守るための免疫力が備わっています。その免疫を担当しているのが白血球です。

白血球は、体温が高い状態の方が活発に働くことができます。風邪などのときに熱が出るのは、白血球が活発になると同時に量を増やして外敵と戦いやすい環境をつくっているためなのです。

さらに、基礎体温が高い状態は血液の流れがよくなり、身体の隅々まで血液がいき渡り栄養を届けることができます。そして、不要になった老廃物を受け取り体外に排出するという機能を十分発揮することができるのです。

このような免疫力を維持するためには、体温が３６.５～３７.０度であることが望ましいとされており、常に３６.０度以下である場合は低体温といわれます。

また、体温は１度下がると約３０％も免疫力が低下するといわれており、このことからも免疫力に体温がどれほど重要なのかがわかります。

低体温になってしまう一番の原因は、筋肉量が少ないということです。特に、女性の場合はもともと筋肉量が少なく、さらにスタイルを気にして細い方がたくさんいます。

身体の中には熱をつくり出す器官がいくつかありますが、筋肉がその９０％を担っています。小さな動きも大きな動きも、筋肉が伸び縮みすることによって身体を動かすことができます。そのときに代謝物としてつくられるのが熱です。運動をしたあと身体が熱くなるのもそのためです。

また、筋肉は熱を蓄える役割もあります。運動をしたときにはたとえ筋肉量が少なくても、少ない筋肉がたくさん働いているので、熱をつくり出すことができます。

しかし、運動をしていない状態の基礎体温は、筋肉がどれだけ熱を蓄えているかが重要になります。そのため、筋肉量が多い方が基礎体温が高くなるのです。

筋力を鍛えるためには、ハードなトレーニングが必要だと考える方もいますが、基礎体温を高くするためには、ハードなトレーニングをメインにおこなうよりも緩やかな有酸素運動の方がおすすめです。

盛り上がったような筋肉をつくるためには、筋肉に負担をかけるハードトレーニングは有効ですが、女性は筋肉で太く見えるのは避けたいものです。

有酸素運動は、脂肪とエネルギーとなる糖を消費するため、たるんだ脂肪が引き締まり細く適度に筋肉のついた身体を手に入れることができるのです。

有酸素運動は、ウォーキング、水泳、ヨガ、ストレッチなどがあり、決して難しいものではなく女性でもはじめやすいものが多くあります。普段の生活の中に取り入れたり、楽しみながら長く続けられるものを選んで、継続して運動をおこなうようにしましょう。

基礎体温が上がることにより、免疫力が高まるだけでなく、もっと嬉しい効果があります。

そのうちの１つが基礎代謝が上がり、ダイエット効果があるということです。基礎代謝の高い人は、食べたものがエネルギーに置き換わりやすく太りにくい体質になります。

また、血液の流れがよくなるため、細胞の隅々に栄養がいき届くことにより、若々しく生き生きとした肌や艶のある髪を手に入れることも期待できます。

さらに、冷え性が改善されるため、冷え性が原因でおこる可能性のある月経前症候群や頭痛、肩こりなどの悩ましい体調不良が改善される可能性も高まります。

その他、妊娠しやすい体質になったり、免疫力が高まることにより、がんなどの重大な病気のリスクも減ります。

このように、基礎体温を上げることは女性にとってたくさんのいい効果をもたらすのです。

スポンサードリンク

まとめ

基礎体温を１度上げるとこんなにもイイことがあった！！
基礎体温ってなに？
免疫力を高めるには？
熱をつくるには筋力アップ！！
基礎体温によい筋肉は酸素を好む
女性が喜ぶたくさんのいい効果