胃は第二の脳と呼ばれるくらい、精神的なものと直結していると言われています。そのためにいち早くストレスの警告をだしてくれるのが胃なのです。
自分はストレスとは無縁だと思っている人でも、 胃痛 がある時は ストレス を意識することも大切です。
胃痛がおしえてくれる、あなたも気づいていない隠れストレス
胃の構造
胃袋と言うのは、消化器官としては最大の臓器で、食べる量に合わせて伸び縮みをする変わった臓器です。空腹時の大きさはコブシ2個分くらいの大きさしかありませんが、食事の量によっては1.5L~2Lまで大きくなります。
胃袋の中は胃液で満たされていますが、胃液が強酸性なので、胃壁を守る為に胃袋の内側は胃粘膜に守られています。
胃痛を起こす原理
胃痛が起きるのは、胃液が薄くなったり、胃粘膜が荒れたりすることで胃痛が起きます。胃液が薄くなると、消化ができない食べ物などがでてきて、消化不良を起こす為に胃痛が起きます。
胃粘膜が荒れると、もともと胃袋は胃液と言う強酸性の液体で満たされているために、胃粘膜が弱った部分を、胃液が浸食していってしまいます。その為に、痛みが起きるようになります。
胃痛を起こす二つの要因
胃痛を起こす要因でストレスは誰もが知っている事ですが心的要因と、外的要因にわけられます。
心的要因としては、無意識のストレスで自律神経の働きが悪くなることです。自律神経をやられることで、体が常に緊張状態と一緒になり、胃への血流が悪くなります。
それによって、胃の働きが悪くなり胃痛が起きます。そしてもう一つの要因、これは誰もが経験する事ですが、ストレスによる暴飲暴食、または睡眠不足などの、外的要因です。
胃痛の種類
胃痛の種類も心的なものと、外的なものにわかれています。まずは心的なものであれば、急性胃炎や神経性胃炎、慢性胃炎や胃痙攣などがあり、胃痙攣のひどいものであれば痛みで立てなくなるほどです。
どの症状も、職場などで極度の緊張を強いられたり、嫌だと思うことがあったときなどに、急激にでてくる痛みです。胃痛と同時に胃がもたれるような、違和感や吐き気、頭痛や下痢なども起きることがあります。
そして外的なものは、もうすでに病気まで行ってしまっているもので、十二指腸潰瘍や胃潰瘍、胃がんや胃のポリープなどがあります。十二指腸潰瘍や胃潰瘍では胃の不快感や胸やけの他に、ひどい時は吐血や下血を起こします。
十二指腸潰瘍にはとても特徴的な痛みがあり、胃痛とともに腰痛に似た痛みを感じたら十二指腸潰瘍の可能性があるので、病院に行くことをおすすめします。胃のポリープや胃がんに関しては、これといった大きな特徴となる痛みがありません。
それが一番怖いのです。症状として出ていたとしても、胸やけや軽い胃痛などで、普段からそんなに気にならないようなものであれば、胃腸薬などを飲んでやり過ごしてしまいがちです。
予防策はやっぱりひとつ!ストレス緩和
怖い胃がんなどに移行してしまう前に、日々の中で一体どんな時に胃痛が起きているのかを意識し、まずは自分の中でどんなことに対してストレスを抱えているか、調べてみましょう。毎日の生活の中に必ずヒントが隠されています。
暴飲暴食をしている人は、暴飲暴食を控えてみて胃の調子がどう変わるかを確認してみましょう。そしてどうして暴飲暴食していたのか、その時の自分の気持ちとジックリ向き合う時間を持ちましょう。
ストレスからくる睡眠不足の人は、夜寝れるように何か変えてみるのも、胃痛から遠ざかる一歩になります。慢性胃炎などになれば、毎日が胃の痛みだけでストレスも倍増してしまいます。
まずは、自分の生活習慣を顧みる時間と言うのを儲けてみるのも、胃痛緩和には大事なケアタイムになるのではないでしょうか。
まとめ
胃痛がおしえてくれる、あなたも気づいていない隠れストレス
胃の構造
胃痛を起こす原理
胃痛を起こす二つの要因
胃痛の種類
予防策はやっぱりひとつ!ストレス緩和