仕事中キリキリと胃痛があらわれると自身のストレス度を測るサインと感じている人もいると思います。またストレス以外でも 胃痛 を感じる頻度が高い人の場合、何が原因かをさぐり 治し方 を知りたいと感じる人も多いと思います。
今回は胃痛を紹介します。
胃痛原因はストレス以外も!原因を追究して正しい治し方を(前編)
胃痛の原因と症状とは?大病に発展することも?!
胃痛は就業者や日常多くの人との関わりがあるなど、ストレスを多く抱えている人にとっては比較的身近に思える病の一種だと思います。
プレゼンテーションなど人前に立つ仕事の前や苦手な人間との関わりの前などはキリキリとした胃痛がはじまり自身でもストレスの蓄積を実感したりするものです。
そもそも胃は精神的な影響を受けやすい臓器です。そのため過度なストレスがあると胃酸の分泌が過剰になり胃に炎症がおきて胃痛が発生します。
しかし仕事中の胃痛は仕事の進行の妨げにもなります。だからといって市販の胃痛薬ばかりを服用することは副作用も心配になります。
そのような人は医師に相談したうえで副作用の少ない漢方を服用することで精神を落ち着かせて胃痛を緩和させるという治し方を取り入れている人も少なくないようです。
また過度なストレスは胃痛が悪化して胃潰瘍にまで発展している可能性もあります。胃潰瘍ではみぞおち(腹部の上部中央部分)に痛みを感じるようになります。
主に逆流性食道炎にも似た胸やけや胃もたれといった症状が出ます。胃酸の分泌が増えることによって胃酸が逆流して吐き気をもたらしますが、潰瘍からの出血によって黒に近い濃い赤色の吐血や下血もあります。
そのほか下痢や食欲不振の症状も出ます。しかし胃痛の原因はストレスなど精神的なものだけとして片づけることは非常に危険です。
初期症状に胃痛が出やすい病状としては逆流性食道炎、胃潰瘍のほかにも胆石症、虫垂炎、腹膜炎、胃がんなどがあります。
女性では生理中にプロスタグランジンと呼ばれるホルモンが分泌されます。このホルモンは子宮を収縮させる働きがあるとともに痛みを誘発させる働きを持っています。子宮の収縮運動により胃の働きも活発になって通常より胃酸が多く分泌されることで胃痛を発症してしまうのです。
胃痛が多い年代とは?
厚生労働省が平成25年におこなった国民生活基礎調査の家族の健康状況を調べた中で、男女別、年齢別にみた胃痛の有訴者率(有訴率:ある地域の人口1,000人に対して病気やけがなどで自覚症状のある人の比率)が出されています。
男女別では男性:14.9人(有訴者率合計:276.8人のうち)、女性23.5人(有訴者率合計:345.3人のうち)で女性のほうが胃痛を訴える人が多いことがわかります。
年齢別(男女混合)にみると0歳から14歳:9.0人(有訴者率合計:190.6人のうち)、15歳から64歳:21.3人(有訴者率合計:274.3人のうち)、65歳以上:20.2人(有訴者率合計:466.1人のうち)、75歳以上:21.4人(有訴者率合計:525.6人のうち)となっていて、15歳以上はいずれの年代においてもほぼ同じくらいの比率で有訴者がいることがわかります。
また12歳以上の人を対象の「日常生活での悩みやストレスの有無」の調査結果では、ストレスがある:48.1%、ない:50.6%と半数近くの人はストレスを抱えていることになります。
男女別にみると男性:43.5%、女性:52.2%と女性のほうが高く、年齢層をみると男女ともに40歳から49歳が最も率が高い結果が出ています。
そのほか年代別に平均睡眠時間を調査したものもあります。(1)5時間未満、(2)5時間から6時間未満、(3)6時間から7時間未満、(4)7時間から8時間未満、(5)9時間以上の中で分別されます。(男女混合)30歳から39歳では最も割合の高い睡眠時間は(2)5時間から6時間未満(35.2%)で、最も少ない睡眠時間である(1)5時間未満は8.5%でした。
50歳から59歳では最も割合の高い睡眠時間は(3)6時間から7時間未満(34.4%)で(1)5時間未満は9.4%でした。
しかし最もストレスを抱えている率が高かった40歳から49歳は睡眠時間が一番短い(1)5時間未満の割合が10.5%と、この時間帯はほかの年代よりも高い比率を占めていました。
次に多い割合のものも(2)5時間から6時間未満(35.2%)と短い睡眠時間のほうが割合が高いことが示されています。
睡眠不足は記憶力や思考能力を低下させて仕事や日常生活の中でもミスが増える要因にもなります。ミスは結果的にストレスを蓄積させる大きな原因となります。
特に40歳から49歳の女性は早い人は閉経を迎える時期でもあってホルモンバランスが整わず情緒不安定で更年期障害を発症する年代でもあります。
それに加えて睡眠不足の問題もありストレスの蓄積は避けられない状態ともいえます。女性にとってこの時期は旅行やランチ会、趣味など独自のストレス解消法で治し方を試してもストレスの蓄積度が非常に高いため胃痛の根本的な原因をしっかりと医療機関で見つけ出す必要があります。
まとめ
胃痛原因はストレス以外も!原因を追究して正しい治し方を(前編)
胃痛の原因と症状とは?大病に発展することも?!
胃痛が多い年代とは?