閉経は女性であれば誰でもが経験することですが、その経過は人それぞれです。また閉経に対する思いもさまざまなものがあり、不安を抱える人も少なくないでしょう。
閉経を迎える準備のひとつとして 閉経前の生理 の変化について知っておきましょう。
生理痛にも変化がおきる!閉経前の生理の変化を見逃すな!!
閉経のサインとは?
女性が年齢を重ねていくうちに少しずつ卵巣の機能が低下していき、それにともない女性ホルモンの分泌が少なくなっていきます。そして次第に排卵がおこなわれなくなると月経もなくなっていきやがて閉経となります。
閉経を迎える平均的な年齢は50歳といわれていていますが、これは非常に個人差が大きく早い人だと40歳より前に閉経を迎えることもありますし、60歳近くになってもまだ生理が続く場合もあります。
閉経の前後約10年間は更年期となりのぼせや動悸、イライラなどさまざまな不調があらわれることがあり悩まされる女性が多いですが、生理にも閉経が近いことを知らせるさまざまな変化があらわれます。
生理周期にも変化がおきる!
それまで規則正しく生理がきていた人でも閉経が近づくと生理周期が乱れてくるという特徴があります。
周期がバラバラだったり、短くなったり、あるいは長くなったりとさまざまなパターンがありますが、いったん周期が短くなりその後長くなっていくというパターンが多くみられます。
生理の間隔が次第に長くなっていき前の生理から1年間生理がないと閉経したと判断されます。この時期はしばらく生理がないと思っていると突然生理になったりするのでいつでもナプキンの準備をしておくと安心です。
経血の量はどう変わる?
閉経が近づくと生理の際の経血の量にも変化があらわれます。経血量の変化も人によってまちまちですが、一時的な月経過多の症状で以前よりも経血量が増え、多量の出血に驚くこともあります。
経血量が多くなった後だんだん少なくなっていったり、多い少ないを繰り返したり、あるいは少ない量がダラダラと長い期間続いたりすることもあります。
出血量が増えた場合に注意したいのは月経過多以外の不正出血の可能性です。あまりにも長い期間多量の出血が続く場合は婦人科を受診することをお勧めします。
経血の臭いも変わるの?
女性ホルモンが持つ自浄作用のため排泄されたばかりの経血は基本的には無臭です。
体外に排出されて時間が経つと経血が空気に触れ酸化するのと同時に雑菌が繁殖することにより臭いが発生します。
ところが閉経が近づくと女性ホルモンの分泌が減少してくるのでその自浄作用も薄れていき、排出されたばかりの経血でも臭いがきつくなることがあります。
生理中の臭いを軽減するにはこまめにナプキンを交換したり、デリケートゾーンを清潔に保つようにすることが有効です。
閉経前の経血が臭うのは通常はホルモンの乱れによるものなので心配はありませんが、あまりにも臭いがひどいと感じる場合は病気が隠れている可能性もあるので婦人科を受診してみたほうが良いでしょう。
生理痛はどのように変化する?
閉経前になり生理痛がひどくなることがあります。
閉経前に生理痛がひどくなる原因はホルモンバランスの乱れによる月経前症候群であることが多く、以前から生理痛がひどかった人はもちろんですが、今まではあまり生理痛に悩まされたことのない人が閉経前になって急に生理痛がひどくなる場合もあります。
閉経前には限りませんが、生理痛と身体の冷えは密接に関係していることが多いので、身体を冷やさないように気をつけることが生理痛を軽減することに役立ちます。
閉経の迎え方とは?
閉経を生理がなくなってとても楽になったとポジティブにとらえる人もいますが、女性でなくなってしまったように感じてショック受ける人も多くいます。
しかし閉経は女性であれば誰でもが必ず経験する自然なことです。あまり神経質にならずにおおらかに受け入れることが大切です。
また閉経に関わるさまざまな不調を少しでも軽減するために食生活やストレスをためないように気をつけるなどして心と身体の安定を保つように心がけましょう。
まとめ
生理痛にも変化がおきる!閉経前の生理の変化を見逃すな!!
閉経のサインは?
生理周期にも変化がおきる!
経血の量はどう変わる?
経血の臭いも変わるの?
生理痛はどのように変化する?
閉経の迎え方とは?