家事や育児が一段落したころ、女性を待ち受けているのは気持ちの余裕ではなく、いくつもの不快症状。
その大きな原因になっているのが、 閉経後 に訪れる更年期障害だと思います。気持ちにもゆとりが出たはずなのに、毎日気持ちがスッキリしない。
そんな更年期障害の症状や原因、予防法を紹介します。
閉経後に発症しやすい更年期障害の症状とメカニズム
更年期障害の症状
あれ?なんだか最近体調が優れない…そう自分で自覚し始めたら要注意!
このような症状、続いていないですか?
- 今までと同じ作業でも疲れやすくなっている
- 体のほてりが気になる
- 体はほてっているのに手足の末端部分は冷えている
- 腰痛、肩こりが重症化している
- 急に立ち上がった時のたちくらみが頻繁
このような症状はあれ?と感じる症状かもしれませんね。あまり気にしていない方も多いかもしれませんが、これも更年期障害の症状の一部。
また、ひどい方になると…
- 手足のしびれや体の痒みで日常生活に支障をきたす
- 突然襲い掛かる不安感
- 不眠や尿トラブルで睡眠をしっかりとれない
このような症状を発症させる方もいます。更年期障害は症状の軽さや重さ関係なく、誰しも一定の時期に迎える症状だと考えるのは実は危険。
疲れのとれない日々、毎日の憂鬱感から気力をなくし、集中力の低下から事故を招いてしまうことだってあるんです。あれ?少し気になる症状があれば、しっかり知識を身につけることが大事です。
更年期障害と女性ホルモンの関係
更年期症状を発症させる原因は女性ホルモンが大きく関わっています。そこで女性ホルモンの働きを見ていきたいと思います。
女性ホルモン、まとめて呼んでいますが主にエストロゲンというホルモンとプロゲステロンという、この2つのホルモンが体内でバランスを保って存在しています。
バランスが保たれているかどうかは、閉経前に一定の周期で迎えていた生理が証明しています。閉経前は生理前や生理中に感じる不快症状に悩まされていたと思いますが、女性は一定の周期で生理を迎えないといけない体作りが必要なのです。
それは、まさに妊娠できる体を保つために必要であり自然なサイクルでした。不快症状はあるにしても、しっかり周期を迎えて生理がきていたということは体内でホルモンバランスが保たれていたということです。
エストロゲンは美のホルモンとも言われていて、生理後に分泌量を増やします。反対にプロゲステロンは生理前から、生理中に分泌量を増やし、プロゲステロンの作用から肌荒れやイライラ、便秘など不快症状を招くことから、ブスのホルモンなんて言われています。
こうした2つのホルモンが女性の妊娠を可能にするために働きかけてきました。しかし、閉経前から閉経後に大きな変化を迎えます。
閉経後の女性の体の大きな変化
女性の体は閉経前から、徐々に美のホルモン、エストロゲンの分泌量が減り始めます。そして閉経を迎えた途端、急激に減少。
美のホルモンが急激に減少するということは女性ならイメージできると思いますが、あの生理中の不快症状が常に続いてしまうということになるのです。
今までは、心地よく過ごせる期間があるから生理期間中に感じる不快症状を緩和できていたのですが、常に分泌が減るということは、今までの解消法や予防法ではなかなか効果が実感できなくなります。
年齢に個人差はありますが、30代後半から分泌量が減り始める方もいます。大半が更年期障害を感じる時期は40代後半が多いようですが、体内の変化は人それぞれです。自分であれ?と感じた時に早目の対処で、症状を緩和させてあげましょう。
食事で改善!閉経後の快適な過ごし方
近年、便利な世の中になりました。簡単に手軽にサプリメントで様々な栄養を補うことはできますが、やはり本来の栄養を食事から摂取してほしいと思います。
ずばり!更年期障害緩和法、予防法は「食事改善」、成分の働きに注目して紹介します。
ホルモン分泌調整作用のあるビタミンEは美容の欠かせないビタミンです。血行促進効果から、冷えやほてり解消にも効果的なので、積極的に取り入れていきましょう。
そして、卵巣に豊富に含まれている亜鉛の摂取も心がけましょう。体内の女性ホルモンの働きにも影響していて、ホルモンの働きの活性化に繋がります。
そして、毎日でも取り入れたい大豆イソフラボン!体内で減少していくホルモン。それなら体外から取り入れましょう!大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをしてくれます。減少した分を補うことで、効果は十分に期待できるのです。
まとめ
更年期障害の症状
更年期障害と女性ホルモンの関係
閉経後の女性の体の大きな変化
食事で改善!閉経後の快適な過ごし方