花粉症や風邪などで、鼻詰まりになると口呼吸になり苦しくなります。そして酷くなると頭痛を引き起こすということもあります。このような 鼻詰まり から 頭痛 になるというのは、どのようなことが原因となっているのでしょうか。
そのしくみや解消法などについてご説明します。
鼻詰まりから起きる頭痛とは、どのようなものなのか
鼻詰まりとは
アレルギー性鼻炎や急性鼻炎、鼻風邪が鼻詰まりの主な原因です。鼻炎が原因となっている鼻詰まりは、鼻の通りが鼻の粘膜が腫れることで悪くなり起こります。鼻炎の場合には、水っぽい鼻水が原因となって鼻詰まりになることはありません。
鼻詰まりになるのは、鼻風邪で細菌感染をすると黄色や緑のネバネバした鼻水に変わり、ネバネバの鼻水が鼻腔に溜まり副鼻腔炎となって起きます。
また他の原因としては、アルコールや自律神経の乱れ、降圧剤の薬なども鼻詰まりになることがあります。
鼻詰まりから起きる頭痛とは
鼻詰まりから頭痛になることがあります。なぜ頭痛が鼻詰まりから起きるのでしょうか。それは、鼻詰まりによって脳血管や脳の酸欠などが影響していると考えられます。喉と鼻はつながっているのですが、脳が薄い頭蓋底を隔てたすぐ上に位置しています。
鼻詰まりで口呼吸を繰り返すとどうしても呼吸が浅くなりますので、必要な酸素が脳に届かず不足して頭痛が起きやすくなります。また鼻詰まりになると頭痛を引き起こすというだけでなく、頭部全体にも影響を与えることがあります。
脳膜炎を副鼻腔炎をこじらせることで起こすという事もありますので、注意が必要です。
鼻詰まりの解消法とは
鼻詰まりを解消しなければ頭痛が改善することはありません。それでは、鼻詰まりの解消法には、どのようなものがあるのでしょうか。
まず鼻をすすらないということが大切です。鼻水が止まらない場合によく鼻をすすってしまうことが多いのですが、三叉神経が鼻をすすることで刺激されるので、頭痛がどうしても起こりやすくなってしまいます。できれば、鼻をすすらずに鼻をかむということを心がけてください。
また鼻を蒸しタオルや蒸気などで温めることも効果的です。鼻の通りは、湿度が高くなるとよくなります。
例えば入浴時などには、しっかりと湯船につかり血行をよくし鼻も温めてください。鼻詰まりをすぐに緩和したい時には、蒸しタオルを鼻にあてると鼻の通りを温かい湯気がよくします。
さらに鼻詰まりには、ツボを押すことで解消されることがあります。効果的なツボとしては、迎香と印堂です。
迎香は、鼻の穴の横の両脇にあり鼻詰まりだけでなく、顔面神経痛にも効果があります。また印堂は、眉毛と眉毛の間の眉間にあります。このツボは、鼻詰まりや頭痛、また不眠にも効果があります。
最初はツボの押さえ方がわかりにくいと思いますが、指で押してみながら痛いと感じる場所を見つけてください。その部分が、ツボですので指でその場所をグリグリと押してください。
またマスクを外出時には、着用しましょう。鼻詰まりは、乾燥すると悪化させることになります。マスクを外出時に着用すると口や鼻の湿度をある程度調整して保つことができます。また花粉症などのアレルゲンを防ぐためにも着用を意識してください。
鼻腔を広げることができるテープなども市販されています。それを貼ることで空気が通るスペースを外側から引っ張って作りますので楽になります。鼻の下にメンソールを配合している塗り薬を塗ることで、鼻の通りが良くなり詰まりが解消できることもあります。
また片方だけの鼻詰まりの場合には、詰まっていない方を下にして横になり詰まった方のツボを押すという方法も試してみてください。
まとめ
鼻詰まりから起きる頭痛とは、どのようなものなのか
鼻詰まりとは
鼻詰まりから起きる頭痛とは
鼻詰まりの解消法とは