排卵とは、卵巣から成熟した卵が排出されることで1ヶ月に1回起こります。それに伴う痛みを排卵痛と呼びます。この排卵や 排卵痛 は女性にとって 妊娠 とどんな関係かあるのでしょうか。
妊娠を希望する人もしない人も知っておきたい知識についてまとめます。
情報を組み合わせて見極める排卵痛と妊娠の可能性
排卵痛の種類
「何か今日は下腹が痛いなあ」という経験は、生理のある女性なら一度は経験したことがあると思います。それは右下腹だけだったり左下腹だけだったり、または両方の下腹だったりします。
痛みも人によってさまざまで、針で刺されたようにチクチクすると感じる人や、お腹に重い物を乗せられたようにズドーンと重く鈍い痛みを感じる人、または全然何も痛みを感じない人など人それぞれです。
このようの痛みは女性にっては苦痛で不快な場合もありますが、一体なぜこのような痛みが起こるのでしょうか。
排卵痛を感じる時、体内で何が起こってる?
「排卵」「排卵日」などの言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。まず、「排卵」とは何でしょうか。それは、卵巣から卵が出てくること、つまり「卵」を「排出」することが「排卵」なのです。
そしてこの排出された卵が精子と出会い受精して着床すると妊娠成立ということになります。排卵日とは卵が排出された日のことで、卵が排出された時の痛みを排卵痛といいます。つまり、痛みをともなう排卵によって女性の体は受精の準備をするのです。
排卵痛と妊娠の関係は?
排卵痛があったその時に卵巣から卵が排出され、その日が排卵日で、そのタイミングで精子と出会うことができたら妊娠となる、いつもこのパターンなら妊娠を望む人は排卵痛があったと思ったら子供を作り、妊娠を希望しない人は排卵痛があったら子供を作らなければいいのです。
しかし、残念ながら人間の体は、ロボットやコンピュータのようにはプログラムされておらず、いつも同じ動作が規則正しく繰り返されるわけではありません。
「排卵痛だ!」と思っても、実は卵巣が腫れているだけだったり、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが減少してることによる痛みの場合もあるのです。または全く排卵痛を感じない女性や排卵時ではなく排卵後に痛みを感じる女性もいます。
排卵痛はいつ起こるの?
排卵日は、通常生理が毎月順調である場合は生理と生理の間に起こるといわれ、それはだいたい生理が始まる14日前と言われています。そしてこの時に排卵と共に排卵痛が起こるのです。
しかし、残念ながら世の女性は全て生理が順調というわけではありません。生理不順の場合は予測できないタイミングで突然生理が来てから「約2週間前のあの下腹の痛みは排卵痛だったんだ」とわかることになります。
そのような場合は、おりものの色やねばりなど、そして排卵チェッカー、排卵検査薬、基礎体温をつけるなど、いくつかの情報を組み合わせて総合的にこれは排卵痛だと判断ができると思います。排卵チェッカーや排卵検査薬を使うと、より科学的に調べることができます。
昔は誰でも気軽に買えたようですが、現在は薬剤師がいない薬局では買えないなど、昔と比べると入手のハードルが高くなっています。しかし、通販という方法もあるので、手に入れたい人は是非検討してみてください。
排卵痛がひどい場合は?
ひとことで排卵痛と言っても上で述べたように痛み方はさまざまです。排卵痛は病気ではないので基本的には治療したり薬を飲んだりはしません。
しかし、あまりにも排卵痛がひどくて毎日の生活に、もし支障がある場合は、婦人科や産婦人科の専門医に相談しましょう。
自分の排卵痛と妊娠の可能性を見極めるために
以上のように排卵痛とは卵巣からの卵の排出時の痛みで、一般的には生理の14日前に起こります。排卵痛は必ずしも卵が排出された時のとは限らず他の原因も考えられます。
また、生理不順の場合はこの「生理14日前」がいつなのかあまり検討がつきません。本当に自分が感じる痛みが排卵痛によるものなのかを見極めるための商品も販売されています。
また、基礎体温を記録することも自分の体のバイオリズムを知るよい方法のひとつです。妊娠を希望する人もしない人も、1つの方法だけでなくいくつかの方法を組み合わせて自分の排卵痛が本当に排卵痛なのか、そして妊娠と直接関係かあるか見極めたいですね。
まとめ
情報を組み合わせて見極める排卵痛と妊娠の可能性
排卵痛の種類
排卵痛を感じる時、体内で何が起こってる?
排卵痛と妊娠の関係は?
排卵痛はいつ起こるの?
排卵痛がひどい場合は?
自分の排卵痛と妊娠の可能性を見極めるために