「逆流性食道炎の治し方を試みてもダメ。大病の可能性も?!(前編)」では、逆流性食道炎の原因についてお伝えいたしました。後編では、 逆流性食道炎 の 治し方 についてご紹介いたします。
食事や姿勢を見直すことで多くの人たちが症状の改善がみられるようになりますが、改善がみられない場合には医療機関を受診しましょう。
逆流性食道炎の治し方を試みてもダメ。大病の可能性も?!(後編)
逆流性食道炎の治し方とは?
逆流性食道炎が発生した場合の治し方としてもっとも有効的な手段は発生原因となる行動を意識的に避けることが一番です。食事や姿勢を見直すことで多くの人たちが症状の改善がみられるようになります。
テレビに集中しながら、おしゃべりをしながら、携帯電話をいじりながら、子供に食事を与えながらの片手間の「ながら食べ」は満足感も感じにくく咀嚼回数も少なくなり消化にも悪いです。
食事は姿勢よくしっかりと咀嚼の回数を意識的に増やしてきちんと集中して食べるようにしましょう。
肥満体型の人は腹圧が上がることを避けるため腹部の脂肪減少を目指しましょう。妊娠中のママは減量が赤ちゃんや母体への負担になる場合もあるため食生活や姿勢の見直しによって回避するようにしましょう。
肉食を少なくして本来の日本食の形である野菜や魚を増やすことで脂肪摂取量が減って体重減少となり結果的に腹部の脂肪減少にもつながります。
しかしこのような改善を試みても逆流性食道炎の頻発が減少しない場合は病院を受診しましょう。薬物療法や外科的治療を勧められることもあります。
薬物治療には胃酸過多の状態を改善させるものや食道に逆流した胃酸を落ち着かせるものなどの薬が処方されて緩和されるかどうかをみます。薬物治療でも改善がみられない場合は逆流を防止する手術をおこなうことになります。
しかし逆流性食道炎の症状の背景に大きな病気が隠れている場合も考えられます。
吐き気やゲップが多くなる、すっぱいものや辛いものを食べるとのどがしみる、食べ物がつかえる感じがするなどの症状は逆流性食道炎の症状と非常に似ていますが食道がんの初期症状にも見られるものです。
食道がんの原因として考えられるものは飲酒、喫煙、熱いものを好むなどもありますが、逆流性食道炎の原因でもある欧米化した食生活や食べ過ぎなども大きく関係します。
逆流性食道炎の治し方として食事や姿勢の改善を試みても症状に変化がない場合は大病も疑ってきちんと病院で診てもらうことお勧めします。
まとめ
逆流性食道炎の治し方を試みてもダメ。大病の可能性も?!(後編)
逆流性食道炎の治し方とは?