つい気持ちが良くて繰り返してしまう耳かきを使っての耳掃除で耳の炎症が一向に治らないということが外耳炎の大きな原因の一つです。軽い炎症であれば耳鼻咽喉科に行くことも面倒なため、できる限り市販薬で治したいと思う人は多いでしょう。
今回は 外耳炎 の 市販薬 を紹介します。
自分で治せる?!外耳炎のおすすめ市販薬を紹介!(前編)
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外耳炎の原因とは?
耳かきを使っての耳掃除は気持ち良さから毎日する人も少なくないと思います。しかし耳かきでの耳掃除は力加減によって耳に傷をつけてしまい、その傷から細菌感染して炎症を起こしてしまう、いわゆる外耳炎や外耳道炎と呼ばれる疾患を引き起こしてしまうのです。
耳の奥の皮膚は大変薄いため耳掃除は優しい力でした方が良いのですが、どうしてもゴシゴシ耳垢をかき出すように力が入ってしまうため容易に耳を傷つけてしまうことになるのです。
耳垢は耳の入り口から鼓膜までの外耳道と呼ばれる場所の入り口付近にしかたまらず、耳かきでかき出さなくても自然と押し出されるような仕組みになっているため頻繁に耳掃除をしなくてもよいとされています。
しかし耳かきを習慣としている人も多いため何度も外耳炎を繰り返す結果となってしまうのです。耳かきをする頻度が高い人は外耳炎を治りにくくする一方で、繰り返し発症させる可能性も高くなってしまいますので十分注意が必要です。
外耳炎の一般的な症状としてはかゆみ、痛み、耳垂れなどの分泌物がでます。悪化すると一時的に音が効きづらい状態や耳鳴りなどが起こる場合もあります。
また耳掃除や爪などで傷つけることが原因以外に稀に真菌によって外耳炎を引き起こす場合もあり、強いかゆみや痛みがともないます。
耳鼻咽喉科に行った際の診察としては、耳鏡(外耳道と鼓膜を観察するための器具)で耳の中を観察し、赤み、腫れ、膿がないかを調べます。
膿がたまっている場合は膿を取り出す施術をおこないます。主な治療は点耳薬が投与されて、ステロイドが含まれた軟膏と抗生物質が処方されます。軽い炎症であれば数日から2週間程度で完治するため市販薬ですませてしまう人も少なくありません。
外耳炎は放置しておいても平気?
外耳炎の炎症の度合いにもよりますが、爪や耳かきなどで少し傷つけた程度であれば限局性外耳道炎の可能性が高いためそのまま放置して自然に治ることを待つか、あるいは市販薬を使用する方法でも問題ないでしょう。
しかし明らかに膿がたまったり赤く腫れている場合は放置することは避けましょう。耳の疾患は見た目と症状だけで判断することは難しく、罹患者が子どもの場合はうまく発症場所が説明できなかったり、激しい痛みを訴える場合もあります。
そういった場合は外耳炎以外の疾患の可能性も高いため必ず耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。
声をかけても反応がなかったり、普段よりテレビのボリュームを大きくしていたりする様子が見られる場合は炎症や膿などにより聴力低下が起きている可能性が高いため放置することは危険です。
特に外耳炎ではなく中耳炎の診断を受けた場合は患部の状況に応じて鼓膜の切開をして中の液体を取り除く必要があったり、一度完治しても風邪をひくたびに再発する可能性も高くなります。
まとめ
自分で治せる?!外耳炎のおすすめ市販薬を紹介!(前編)
外耳炎の原因とは?
外耳炎は放置しておいても平気?