「自分で治せる?!外耳炎のおすすめ市販薬を紹介!(前編)」では、外耳炎の原因をご説明致しました。後編では、 外耳炎 におすすめの 市販 薬 をご紹介いたします。
ですが、膿で腫れている状態の場合は市販薬ですませず、必ず耳鼻咽喉科を受診しましょう。
自分で治せる?!外耳炎のおすすめ市販薬を紹介!(後編)
外耳炎にお勧めの市販薬とは?
耳掃除を頻繁に行う人や耳を触る癖がある人はどうしても耳に傷をつけてしまい外耳炎を繰り返す可能性は高くなります。しかしそのたびに耳鼻咽喉科を受診することは難しく、できれば市販薬で治したいと希望する人も少なくありません。そこで外耳炎にお勧めの市販薬を紹介します。
まず最初がテラ・コートリル軟膏です。抗炎症作用のある副腎皮質ホルモンの一種ヒドロコルチゾンと抗菌作用のあるオキシテトラサイクリン塩酸塩が含まれているため、外耳炎以外にニキビ、皮膚湿疹、やけどなど化膿をともなう湿疹・皮膚炎に対し効果があります。
ステロイドの強さとしては比較的弱い分類となるため顔や首などへの塗布も安心な薬剤です。
2つ目がベトネベートN軟膏ASです。白色半透明で副腎皮質ホルモンと抗生物質が配合された薬剤で皮膚の炎症、かゆみや腫れをおさえます。抗菌作用のある成分も含まれているため化膿した患部にも使用できます。ステロイドの効力としては一番効果の強いものです。
3つ目がワーボンプラス軟膏です。非常に強力な炎症を抑える作用であるプレドニゾロンが含まれたステロイド剤です。乳幼児期から使用できるものの作用が強力であるために治療面としての効果は大きいものですが、一方で副作用の心配もありますので長期使用、大量使用は避けましょう。
しかし長い間、外耳炎だけでなく湿疹やかゆみ、虫刺され、やけどなどに効力を発揮していた当薬剤でしたが、製造元である田辺三菱製薬では2015年10月に製造を終了しています。
4つ目がパピナリンです。外耳炎治療薬では塗布するタイプのものが多い中で点耳タイプの市販薬になります。殺菌、鎮痛、かゆみを抑える効果があり、外耳炎以外にも中耳炎や耳掻痒などにも使用できます。
耳を上に向けて横になって、スポイトで薬液を取り、耳の入り口の壁に密着させて1滴から3滴点耳します。子どもに対しては綿棒にコットンを少し巻き、薬液を少し湿らせて耳の入り口に塗布します。
5つ目がオイラックスAです。皮膚炎の治療薬として非常に知名度が高いものとされています。テラ・コートリル軟膏同様に抗炎症作用のある副腎皮質ホルモンの一種ヒドロコルチゾンが含まれていて、ステロイドの作用としては比較的弱いものとなっています。
6つ目がロコダイン軟膏です。ステロイド薬としての作用は中レベルとなっていて皮膚の炎症を抑えて、腫れやかゆみなどに効果があります。水ぼうそうなど化膿している患部や顔面への広範囲の使用は推奨されていません。
7つ目がクロマイ-N軟膏です。クロラムフェニコールという細菌増殖を抑える成分や真菌を死滅させる作用があるナイスタチンが含まれています。ジュクジュクした湿った患部やカサカサした乾燥した患部にも使用できます。
8つ目がフルコートfです。ベトネベートN軟膏ASと同様の抗生物質が含まれており、ステロイド薬としてはとても強力なだけに効果も大きいものです。
ここで紹介した市販薬はあくまでも軽い炎症がみられる外耳炎に対してのもので、かなりジュクジュクしていたリ、膿で腫れている状態の場合は市販薬ですませず、必ず耳鼻咽喉科を受診しましょう。
まとめ
自分で治せる?!外耳炎のおすすめ市販薬を紹介!(後編)
外耳炎にお勧めの市販薬とは?