膣の周辺の外陰部は、たいへんデリケートな部分です。外部刺激によってその部分の肌に刺激があると炎症が起きます。また気づきにくいような傷ができ、そこから細菌などが侵入し、できものができる可能性もあります。
では 外陰部 にできる心配される できもの ついてご説明します。
これってなに?外陰部にできたできもの・・・。
外陰部にできものができるのは
膣の周辺部分の外陰部は、夜の営みにより刺激が肌に加えられた場合に炎症が起きやすく、ご自分でも気づかないうちに傷ができることがあります。そしてその部分からウイルスや細菌などが侵入することで、しこりやできものもできやすくなります。
外陰部のできものとは
外陰部にできものができるのは、病気のサインです。症状としてかゆみや痛みを感じないできものもありますので、病気に感染してできていることに気づかないということも多いようです。また大半の病気がコンドームで予防できます。
治療をすれば治る病気が多いですので、しっかりとパートナーと相談して対応し治療に取り組むようにしてください。ただ感染した場合に自覚症状がない病気も多いですので、検診を定期的に受けることをおすすめします。
外陰部にできやすいできものの病気とは
毛嚢炎(もうのうえん)は、外陰部に痛みのあるできものができます。ブドウ球菌という細菌が、毛穴の中に入り込むことで炎症を起こしています。
痛みのないものもありニキビと似た症状ですが、悪化した場合には大きなしこりになって、痛みやかゆみを伴います。通常であれば、自然治癒しますができものの数が増加する時や痛みがひどいようでしたら病院で治療してください。抗生物質の飲み薬の処方で治ります。
尖圭コンジローマ(せんけい)は、ヒトパピローマウイルスというウイルスの感染によっておきる病気です。外陰部や子宮の入口、膣などに小さなイボができます。その数が次第に増えると大きなイボとなることがあります。できものができるだけで症状としては、無症状であることが多いものです。
また淋菌感染やトリコモナス膣炎などのようなその他の病気を伴うことがあり、痛みやかゆみをそちらの病気の症状として感じることがあります。
この病気は、粘膜から主に感染しますので、痛みなどがない場合には気づかないままに相手にうつしてしまうという可能性がありますので注意してください。
治療としては、外科的手術や塗り薬で取り除くという方法が一般的です。
しかし尖圭コンジローマの症状は、外陰がんやボーエン様丘疹症と外観が見分けにくいものです。もしこのような病気の恐れがあるという時には組織を切除して診断をすることがあります。症状の悪化や再発という恐れもあるものですので、早めに病院に受診してください。
性器ヘルペスは、米粒大の赤い水泡が外陰部や肛門付近、膣などにできます。
沢山の水泡が発病するとでき、それらが破れる時に激しい痛みがおきます。そのため発熱や頭痛、排尿痛を引き起こすほど外陰部の痛みは激しいものです。飲み薬の服用で通常は完治するのですが、重症の場合には入院するということもあるようです。
このような病気は、医療機関を早期に受診すれば抗菌薬が処方されてそれを飲むことで比較的早く治癒できます。
湿疹の状態が悪くなると入院するということもあります。どんどん症状は放置しておくとひどくなりますので、病院を早めに受診して治療するとともに感染の拡大防止に努めてください。
まとめ
これってなに?外陰部にできたできもの・・・。
外陰部にできものができるのは
外陰部のできものとは
外陰部にできやすいできものの病気とは