しっかりと眠りたいのになかなか眠れない時があります。そして眠ろうとすればするほど眠れなくなり、結局一睡もできなかったという経験をした方もあることでしょう。そのような方には、ツボを押すのが不眠には効果的です。
では 不眠 に効果的な ツボ やその押し方のこつなどについてご説明します。
不眠な状態が続いている時にツボを押すことで治すには
不眠になるのは
睡眠中に働いている神経は副交感神経なのですが、この副交感神経が正常に働かないと不眠症の症状が現れます。副交感神経の働きに異常を生じているのは、自律神経失調症によるものです。自律神経失調症の代表的な症状のひとつに不眠症の症状があると言われています。
ツボを押すと効果的なのは
東洋医学の考えからツボを押すという治療法が生まれました。東洋医学では、全身を気であるエネルギーと体液の血が循環することで、身体のバランスが保たれているとされています。
ではツボというのは何でしょう。一般的に経絡という気血の通り道の交差点がツボと呼ばれるところです。
たとえば暴飲暴食や不眠によって体調不良などになると経絡が何らかの作用で流れが滞ってしまい病になります。これを改善するためには、経穴であるツボを押すことで気血の流れをスムーズにします。
不眠症に効くこのようなツボは、その場所を刺激することにより体内の血液の流れが促進されます。そして必要な睡眠への刺激が体に与えられるという効果があります。そしてその刺激によって眠気が起こると血液の流れも緩やかになりますし脳の活動も穏やかになってきます。
日中の興奮している状態や緊張状態などから心身が、解放されリラックスした状態になると精神は安定して、より良い睡眠を得ることができるという仕組みになっています。
不眠を解消するツボとは
快眠や熟睡するのに効果的なツボは、いろいろとありますが安眠と呼ばれるツボを押すことが効果的です。寝不足の時や不眠症の場合には安眠のツボを刺激すると効果が発揮されます。
特に睡眠不足気味という時に、安眠のツボの部分は硬くなって凝っているという場合が多いようです。そしてこの部分が凝っているので痛みをツボを押すと感じることがあります。
安眠というツボの場所は、首の後ろにあります。乳様突起と呼ばれる耳の後ろに下方に向かって尖っているような骨の出ている所があります。その骨から横にうなじと合う所から1センチほど下にあるのが安眠というツボです。
自分では不眠症の状態を自覚していなくても、この安眠のツボが固く凝っている状態の時には体は睡眠を欲しているということがあります。このようにご自分の身体が睡眠を欲しているかどうかを調べる基準にもなりますので、安眠のツボを時々押してチェックするのもよいでしょう。
また神門という耳の上部の内側のくぼみの真ん中にあるツボはストレス緩和や精神安定のツボと言われています。神門を刺激することで副交感神経が活性化しますので、心身をリラックスさせる効果があります。
さらに百会という頭のてっぺんにあるツボや手の甲にある合谷、労宮という手のひらのツボと湧泉という足の裏にあるツボも不眠に効くものとして知られています。
ツボの押し方とは
たとえば安眠のツボを押すことで緊張感をほぐしてリラックス効果が期待できます。疲れた身体や心を整える効果があり自律神経失調症の緩和に働きかける事ができます。
押し方としては、3本の人差し指や中指、薬指を使用して全体的にさすり、次に親指でおよそ5回から10回ほどこの部分を押しながら揉んでください。
そして中指の腹の部分でゆっくりとこの骨を軽くなでるようにして指圧すると効果が発揮できます。さらに反対側の手を頭の後ろから回して、手のひらで首を包むようにし中指で押し刺激する方法も試してみて下さい。ひと押し10秒から20秒ほど強めに5回から10回ほど繰り返してください。
このツボは、上述しましたがあまりにも疲れすぎている時や極端に気持ちが高ぶっていてなかなか寝付けない時にもこの部分を刺激すると効果が現れます。
このように日常のなかでツボ押しは、比較的不眠対策としては取り入れやすいものの一つです。習慣的にツボ押しを続けて実行することで、その効果も徐々にあらわれ健康な状態を持続できる体となっていきます。ぜひすっと眠りに入れるような方法としてツボ押しを取り入れてみてください。
まとめ
不眠な状態が続いている時にツボを押すことで治すには
不眠になるのは
ツボを押すと効果的なのは
不眠を解消するツボとは
ツボの押し方とは