更年期障害の症状改善や妊娠を希望する女性に注目されている女性ホルモンの一つが「エストロゲン」です。卵胞ホルモンという別名がある エストロゲン について、その役割や体への影響・ サプリ で摂取できるのか、についてまとめました。
エストロゲンをサプリで補うことはできるの?
エストロゲンのはたらき
動物が発情期に入るとエストロゲンが多く分泌されるようになり、体の色が鮮やかに変化したり美しい声が出るようになり、異性を惹きつけられるようになります。人の場合は恋をした時にエストロゲンの分泌が活発になり体が女性らしいラインになり男性を惹きつけようとします。
また、エストロゲンには子宮の内膜を厚くする働きがあります。子宮内膜がしっかりと厚くなっていれば受精卵が着床しやすくなるため、妊娠を希望する女性にとっては分泌量を減らしたくないホルモンとなっています。
時々、月経前などにイライラするような経験をされる方がいらっしゃいます。エストロゲンの分泌量が減ると、自律神経が乱れてしまいイライラしやすくなります。反対に、エストロゲンの分泌がしっかりと行われていれば、月経前のイライラを感じずに過ごすことができます。
女性は加齢にともなって骨密度が減りやすくなります。エストロゲンには骨密度を維持するはたらきもあるため、閉経を迎えた女性は骨密度が低下し骨粗しょう症を発症しやすくなることもわかっています。
このように、年齢に関係なく女性にとってエストロゲンは大切なホルモンの一つとなっています。
エストロゲンを増やすために行いたいこと
エストロゲンの分泌を増やすには、質の良い睡眠をとることが大切です。浅い眠りである「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」をバランスよく、しっかりととることができれば、エストロゲンの分泌量が増えます。
エストロゲンを増やすには「恋すること」も大切です。この場合の恋は、プライベートで特別な相手を見つけることではありません。もちろん、両思いのパートナーでもいいのですが、片思いや憧れのアイドルにときめくことができれば、エストロゲンの分泌量が増えていきます。
人工的にエストロゲンを増やす方法
ホルモン補充療法という方法で、エストロゲンを体に補充することができます。こちらは更年期障害に悩む女性への治療法・高脂血症の治療・骨粗しょう症の予防や治療として使われている方法です。
飲み薬として1日1回服用するだけと手軽な方法ではありますが、効果には個人差がありホルモン作用が強く出るため、肺がんの危険性が増えたり子宮筋腫が大きくなるといった可能性もあります。
サプリメントでエストロゲンの分泌を整えよう!
上記のように、ホルモン補充療法でエストロゲンを人工的に増やすことができますが、気になるのが副作用です。そこで、サプリメントでいろいろな成分を摂取してエストロゲンの分泌を整える方法をオススメします。どのような成分がエストロゲンの分泌を整えてくれるのでしょうか。
エストロゲンと似たはたらきをしてくれるのが「大豆イソフラボン」です。その名のとおり、大豆に含まれている成分です。食事からも補えるので、安心・安全です。
エストロゲンの分泌量を促進する効果があると言われているのが、南米ペルーに自生する植物「マカ」です。更年期障害の症状を改善してくれるほか、肌の老化防止にも効果があります。
「プラセンタ」は美肌・美白効果があることで知られていますが、疲労回復や更年期障害の症状改善に効果があります。
「ザクロ」は女性ホルモンのバランスを整えるエストロンやビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。更年期障害の症状緩和・老化予防・疲労回復・美肌効果など、女性に嬉しい効果が期待できます。
サプリメントであれば、ドラッグストアや薬局などで比較的安く手に入れることができます。さらに食事などからの摂取が難しい成分もサプリメントとして販売されていますので、手軽にエストロゲンの分泌を整えることができます。
まとめ
エストロゲンをサプリで補うことはできるの?
エストロゲンのはたらき
エストロゲンを増やすために行いたいこと
人工的にエストロゲンを増やす方法
サプリメントでエストロゲンの分泌を整えよう!