中耳炎は子供の病気だと思っている人が多いですが、大人でもなってしまいます。大人の中耳炎は痛みも強く、治りにくいです。
今回は 中耳炎 で 切開 になった場合の費用と気をつけることとは何かについて紹介します。
中耳炎で切開に!費用と気をつけることとは?
- 目次 -
中耳炎になってしまう原因は?
子供より大人の方がかかりにくいと言われている中耳炎ですが、大人でなってしまうと非常に痛みが強くて辛い思いをします。中耳炎になる原因を2つ紹介します。
1つ目は風邪です。大体の人が風邪が原因で中耳炎になってしまっています。鼻水がたまりやすい上咽頭と耳の奥の部分の中耳と言われている場所はつながっていて、ウイルスや細菌が耳に伝わりやすく中耳炎になってしまいます。
2つ目は飛行機に乗ることです。飛行機は高度が高い場所を飛ぶため、気圧は一気に変化していきます。その気圧の動きに耳の働きが追いついていかなくなると中耳炎になってしまいます。
鼓膜切開の方法は?
鼓膜切開の方法は、麻酔をして麻酔が聞いた頃に行っていきます。鼓膜面に3mmから4mm前後の切開をしていきます。
切開面は注射をした時の針穴くらいの大きさですし、切開をして耳にたまった膿などを出した後は、すぐに皮膚が再生を始めていきます。そのため最終的には切開した場所は数週間後には元に戻るので、後遺症などものこることなく手術をすることができます。
中耳炎の切開費用はいくら?
中耳炎になってしまい、薬だけで治療できる場合は良いのですが、重症化していると切開をしなければいけません。中耳炎の切開費用はいくらなのかを説明します。
中耳炎は入院したりすると長引いてしまうので人によってはもっと費用がかかってしまう場合もありますがおおよそで紹介します。
まずレーザー治療を行った場合は12,000円前後かかります。鼓膜チューブ挿入術を行った場合は8,500円前後かかります。方法によっても費用は全然違います。鼓膜形成術の場合は55,000円かかりますし、鼓室形成術の場合は高い人だと25万円かかったりします。
切開費用は決して安くありません。3割保険が適応されてこの費用なので、よく医師と相談して決めていきましょう。
鼓膜切開をするメリット・デメリットとは?
鼓膜切開をするメリットを紹介します。鼓膜切開のメリットは早く治ることです。中耳炎になると鼓膜内に細菌を含んだ黄色い膿が溜まってしまい、痛みも強く感じてしまいます。鼓膜切開をすることで、耳垂れが外に出たりすると非常に痛みが楽になります。
また膿を出すことで耳内に増殖している菌の種類が何なのかを調べることができるので効果のある薬を処方してもらうことができます。
一方デメリットは鼓膜を何度も切開してしまうと、鼓膜自体が弱くなり鼓膜に穴が開いてしまう場合があります。切開を繰り返すことで鼓膜の働きが悪くなって耳が聞こえにくくなるデメリットもあります。
鼓膜切開をした後に気をつけることは?
鼓膜切開をした後はしばらく痛みを感じる場合があります。病院から痛み止めを処方されるので無理をせずに飲むようにしましょう。
また、数日は耳垂れや出血がおきる可能性があります。耳の中にティッシュなどを入れるのではなく、垂れてくるものだけをさっと拭くようにしましょう。
さらに鼻をかむ時は勢いをよくかまずに優しく片方ずつかむようにしましょう。強くかむと耳内から鼓膜を傷めてしまう可能性が高いです。
他にもお風呂に入った時は耳の中に水が入らないように注意しましょう。お風呂時だけ軽く綿などを耳に軽く入れて入ると耳に水が入りにくくなります。
中耳炎を切開する場合はよく相談して決めましょう。
中耳炎を切開する場合は費用もかかるし、メリットもデメリットもあります。そのためよく病院の先生と相談して決めるようにしましょう。
まとめ
中耳炎で切開に!費用と気をつけることとは?
中耳炎になってしまう原因は?
鼓膜切開の方法は?
中耳炎の切開費用はいくら?
鼓膜切開をするメリット・デメリットとは?
鼓膜切開をした後に気をつけることは?
中耳炎を切開する場合はよく相談して決めましょう。