便秘 、 腰痛 に悩む女性や高齢者はとても多く、放置している人や市販薬でお茶を濁している人も少なくありません。
しかし、稀ではありますが、便秘、腰痛それぞれに放置していると最悪の場合には死亡することもある恐ろしい病気が隠れている場合があります。この項ではそのような危険な病気の存在を疑うヒントをご説明します。
危険な便秘や危険な腰痛が存在します(前編)
危険な便秘、危険な腰痛
便秘、腰痛に悩む女性や高齢者はとても多く、放置している人や民間療法に頼る、あるいは市販薬でお茶を濁している人も少なくありません。
しかし、まれではありますが、便秘、腰痛それぞれに放置していると重症化、最悪の場合には死亡することもある恐ろしい病気が隠れている場合があります。
具体的にはさまざまな悪性腫瘍(がん)や大きな血管が裂ける・破裂する病気(腹部大動脈瘤破裂や急性大動脈解離(きゅうせいだいどうみゃくかいり)。いずれも突然死することがある重篤な病気です)などがあります。
当然ではありますが、そのような病気はできるだけ早く見つけて治療を開始することが必要です。この項ではそのような危険な病気の存在を疑うヒントをご紹介します。なお字数の制約上、それぞれの病気の詳細については省略させていただきます。
便秘を生じる怖い病気とそれを疑うサイン
便秘に悩む女性はたくさんいますが、“ふつうの”便秘ではない場合があります。最も危険なケースががん(大腸がんなど)で便秘になっている場合です。
他には腸閉塞(イレウス)、炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん。潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)やクローン病が代表的です)などが見逃したくない病気の代表格です。
大腸がんなど病気によっては外科の先生に手術をしてもらう必要が出てくる場合もありますが、これらの病気はまずは内科が診る病気です。
これらの病気を疑うヒントとして体重減少(おおまかな目安として4kg以上体重が減っているとき)を伴う便秘、血便がある便秘、貧血をともなう便秘、50歳以上になってから急に排便習慣が変化した場合、ひどい腹痛や吐き気・嘔吐、発熱を合併した便秘、大腸がんや炎症性疾患が両親・兄弟など血縁者にいる人に生じた便秘には注意が必要です。
まとめ
危険な便秘や危険な腰痛が存在します(前編)
危険な便秘、危険な腰痛
便秘を生じる怖い病気とそれを疑うサイン